東船橋駅を中心とした台地上には宮本台遺跡群(みやもとだいいせきぐん)が広がっています。宮本台貝塚(みやもとだいかいづか)は、宮本台遺跡群の北東部にある縄文時代後期前葉(約4000年前)の遺跡です。土地区画整理事業にともない昭和44年(1969年)に発掘調査が行われ、縄文時代後期前葉の竪穴住居跡5軒などの遺構が見つかりました。また、約30体の埋葬された人骨も発見されました。この中には、多数の人骨がまとまっている土坑墓もあり、この集落(ムラ)に住んだ人々が、共通の祖先をまつり、ムラの結束を願ったものだったのかもしれません。なお、この公園の下には遺跡が保存されています。
文献
[1] 船橋市飛ノ台史跡公園博物館 2023 『変化する縄文の暮らし 船橋の縄文時代後期』船橋市飛ノ台史跡公園博物館