9月のお彼岸に、牛久市、阿見町、つくば市、下妻市の古墳巡りの続き。
埼群古墳館で紹介されている下妻市高道祖の常願寺に移設保存されている3基の箱式石棺を探索した。常願寺の裏の長壽公園の碑が建つエリアにあった。埼群古墳館によれば、2008年当時は3基の箱式石棺の前に立て札があり、真ん中の立て札は立っていたが、両側は支柱が折れ石棺に立て掛けられていたそうだ。それぞれの立て札には、左から千草B1号墳・西原1号墳・千草B11号墳の石棺が移設された経緯が説明されていたそうだ。千草B1・B11号墳の石棺は1961年に常願寺に運び復元したとのこと。また、下妻市ふるさと博物館に千草B古墳群出土石棺が1基復元されているとのこと。
いばらぎ遺跡マップによれば、常願寺から、西原古墳群は南東に約1.3kmの下妻市の遺跡番号031の古墳群で湮滅、千草A古墳群は北東に約1.5kmの下妻市の遺跡番号028の古墳群で湮滅、千草B古墳群は北東に約1.4kmの下妻市の遺跡番号029の古墳群で一部湮滅かとなっている。文献[1]によれば、千草B古墳群は、しもつま桜塚工業団地拡張の造成工事に伴う発掘調査を2015年(平成27年)9月から実施、帆立貝形古墳5基(2,3,8,11号墳)、円墳6基、墳形不明3基の計14基の古墳と箱式石棺5基(2,7,8,11,12号墳)を検出。北側の2基周辺から円筒埴輪や形象埴輪を検出した。
ちなみに、常願寺の御本尊の金銅阿弥陀如来三尊像は、室町時代の作の優美な像容で県の文化財に指定されている。
常願寺
金銅阿弥陀如来三尊像(常願寺) | 下妻市観光協会公式ホームページ
剣山霊場
長壽公園
下妻市高道祖:常願寺境内にある千草古墳群出土石棺など: 怠け者の散歩道2
文献
[1] 「特集 千草B古墳群の姿に迫る」広報しもつま 2016/3
[2] (有)毛野考古学研究所茨城支所 2017 『下妻市埋蔵文化財調査報告書12:千草B古墳群』下妻市教育委員会
茨城県・千草B古墳群出土の埴輪も気になる。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年9月2日
鹿人間の埴輪と鹿形埴輪が一緒に出ている。
鹿人間は顔面に彩色している。
ほかの埴輪も多く出土しているようです。
どのような場面を表しているか気になる。
仮装大賞ではないと思うのだけど😀 pic.twitter.com/BmTPCjpyvA
あの埴輪が出土した古墳群ですね。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年11月2日
行ってみたい。
この埴輪が出ているんですよね。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年11月2日
これは想定復元なんですが絶対もっと知られていい埴輪です。 pic.twitter.com/kwgLvxqA6e
【下妻市教育委員会:発掘調査成果現地説明会】1月30日午前10時から,下妻市高道祖宇千草地内において発掘調査中の「千草B古墳群」の発掘調査成果現地説明会を開催します。事前申込不要。詳しくは→市教育委員会生涯学習課 0296-45-8996 #茨城 #教育
— 茨城県教育委員会 (@edu_ibaraki) 2016年1月25日
茨城・下妻市「千草B古墳群」産経ニュースさんの記事の現地説明会資料を頂きました。突起のある埴輪└|∵|┐というのが見たくて(ˊᵕˋ*)拡大したので見ずらいですけど↓角みたいにも見えますね´`* pic.twitter.com/YpKwpVbac0
— はにわ(にょろ子🐍🎀) (@seimei421haniwa) 2016年2月5日
人物埴輪。左は桜川市旧岩瀬地区出土品、右は下妻市東部出土品。頭上の四つの突起は2対の鹿角と鹿耳の表現なんだそうです。筑波山の西麓には古墳時代、鹿角の被りものをする人たちがいたのでしょうか?『千草B古墳群』より pic.twitter.com/uNBu0bjvkF
— 茅 (@namadojirou) 2018年2月10日
下妻市ふるさと博物館では,企画展「千草B古墳群とその時代」を10月13日(土)から開催しています。発掘調査の成果や出土品から,下妻地域の歴史にふれてみてはいかがでしょうか。詳しくは→下妻市ふるさと博物館まで 0296-44-7111 #茨城 #教育 pic.twitter.com/CcgtYBaU9h
— 茨城県教育委員会 (@edu_ibaraki) 2018年10月15日
常願寺裏の長壽公園の石棺見てきたよ。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年11月3日
ついでに下妻ふるさと博物館も行ってきた。
石棺がありました。
展示室に千草B古墳群出土の鹿人間の埴輪もあったが撮影禁止。
考古資料もわずかだし3回目はないかな。 https://t.co/e4FwqkGnMN pic.twitter.com/XRYeuTIBsM