柳田國男の「ダイダラ坊の足跡」で関東を中心に広く伝わる巨人伝説・ダイダラボッチが紹介されている。東京都内には、多くのダイダラボッチ伝承地がある。北区と足立区との境界を流れる隅田川が、大きく蛇行する「天狗の鼻」と呼ばれた地形の突端の「豊島の渡し」の近くにダイダラボッチの墓といわれた塚があった。地図をみると北区と足立区の境界線は「天狗の鼻」の根元にあたる豊島5丁目団地から現在の荒川まで食い込んでいる。かつての荒川(現在の隅田川)はこの境界線に沿って流れていた。荒川放水路の開削にあたり、隅田川の流れは「天狗の鼻」の鼻先が削られ変更された。荒川の土手に「阿弥陀の渡船場跡」の説明板がある。説明板に「河川改修工事前の荒川」の地図があり、「阿弥陀の渡船場」のすぐ南にある鳥居の記号の位置にダイダラボッチの塚があったと思われる。この塚が古墳だった可能性に思いを馳せる。
現在の隅田川、天狗の鼻のあたり。
天狗の鼻のあたりの荒川土手(右岸堤防)に足立区の宮城ゆうゆう公園がある。
台風19号で浸水した荒川の河川敷。首都高速道路中央環状線の五色桜大橋。2002年に土木学会田中賞を受賞。
ゆうゆう公園の中にある足立区国際野外彫刻展招待作品「足立の園」(Beverly Pepper, 1992年)は、ダイダラボッチの塚をモチーフにしたかに思える。
足立区国際野外彫刻展招待作品「足立の園」(Beverly Pepper, 1992年)は撤去されたようだ。(2020年6月に撮影)
ゆうゆう公園から豊島5丁目団地
豊島橋
ゆうゆう公園があるあたりは高規格堤防。民主党政権時代の事業仕分けで槍玉に上がったスーパー堤防。
荒川土手に現れた鹿の捕獲作戦
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— ダルケス(伊) (@lWNJnzf52ntdMtr) 2020年6月2日
荒川の鹿 pic.twitter.com/IZsSY8SpWu
ケープくんと名付けられた。
荒川のシカ、市原ぞうの国が引き取る さっそく名前もhttps://t.co/j3pes7oc61
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) 2020年6月8日
荒川河川敷で捕獲されたシカについて、足立区は8日、千葉県の動物園「市原ぞうの国」に移送したと発表しました。
園は「エスケープ(逃げる)してきた」ことにちなんで「ケープくん」と名づけたそうです。 pic.twitter.com/iSCM6TNef1
先週、東京・足立区の荒川の河川敷で捕獲されたシカの引き取り先が見つかり、千葉県市原市の「市原ぞうの国」に移された。市原ぞうの国では、少なくとも2週間程度は隔離して病気や寄生虫の有無を確認するとともに、飼育に必要な行政上の手続きを進めることにしている。https://t.co/C3fgCOSsNy
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) 2020年6月8日
鹿の捕獲作戦の現場