荒川区、北区、足立区の隅田川流域に煉瓦工場が幾つも創業した理由として、煉瓦に適した土が挙げられる。荒木田土と呼ばれる田んぼの耕土下や河川敷などの下層でみられる灰色または灰褐色の粘土質の土で、腐植質が少なくよく粘り、田土とも呼ばれる。町屋1丁目と8丁目のあたりが、かつての荒木田の原で、ここの畑土が荒木田土の元祖だった。
交差点に「荒木田」の地名が残る。
町屋8丁目都営アパート前の「荒木田の原」の説明板
すぐ南の荒川区立第五中学校の校門前の「ハンノキ山」の説明板
荒木田土はホームセンターで買える。水生植物の植え込みに最適。採掘地は荒木田ではない。