鉱石から金属を精錬するときに生じる鉱物成分など含む物質をスラグもしくは鉱滓(こうさい)と呼ぶ。銅やアルミニウムなどの非鉄金属の精錬で生じたスラグの場合、鍰(からみ)とも呼ばれる。鍰煉瓦は鍰を型に流し込んで固めたもの。重い、衝撃に弱い(脆い)という特徴を持つ。北豊島郡王子村(現豊島5丁目付近)の関東酸曹の製銅工場で製造した鍰煉瓦(商品名は鐡煉瓦)が近隣の北区、荒川区、足立区などで見つかる。今回は王子本町で見つけた鍰煉瓦を紹介する。軍用貨物線の土留めとかに使われていた鍰煉瓦かもしれない。
屋外の水道受けとして利用されていた鍰煉瓦
駐車場の土留めとして利用されていた鍰煉瓦
文献
[1] 大久保幸治 1981「鍰煉瓦の話」『足立史談』160号
[2] 足立区立郷土博物館 2000「足立区風土記稿 地区編3 江北」足立区教育委員会
本当に、、、これまで色々ありました。その成果、四年間の集大成、鉱滓煉瓦最終報告書、ようやく、脱稿いたしました。
— 市原猛志@今年は執筆メインに(願望) (@sangyokouko) 2021年3月14日
あとは印刷会社にお願い。これからは、遠隔でお願い色々、となります。よろしくお願いいたします!!! #ktq #renga #brick #焼かないれんが #鉱滓煉瓦 #北九州 #八幡製鐵所 #疲れた pic.twitter.com/DFhK5YGLtE
焼かないれんがのものがたり #鉱滓煉瓦 #市原猛志 #焼かないれんが #旧百十三銀行ギャラリー #橋の町医者マツ pic.twitter.com/NCSag460uH
— 松永昭吾|橋の町医者マツ (@shogo_brucke) 2021年2月6日