1月13日に国立科学博物館で開催された篠田館長スペシャルトークを聴講。演題は「ゲノムが解明する日本人の成り立ち」で、2018年から2023年に実施された研究プロジェクト「ヤポネシアゲノム」の成果を紹介。日経サイエンス2024年2月特大号の特集「DNAが語る古代ヤポネシア」で紹介された内容を解説していただいた。質疑応答で、核ゲノムの完全なデータまで解析できたのは縄文人5体(89体中)、弥生人0体(92体中)とのことで、縄文人より弥生人の解析が困難な理由はとの質問に、日本列島の土壌が酸性であること、縄文時代はアルカリ性土壌の貝塚から人骨が出土すること、稲作を伴う弥生時代遺跡は、縄文時代遺跡に比べ温暖な地域に多く、温度が高くなるとDNAの保存状態が悪く成ることを挙げていた。
イベントカレンダー ≫ すべての会場 :: 国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
✨参加者募集中✨
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2023年12月14日
📢申込〆切12/17㈰
今年度も篠田館長スペシャルトークを開催😆
5年間に渡って行われた文科省科研費「ヤポネシアゲノム」が明らかにした、現代日本人の成立過程について解説✨
日時:2024/1/13㈯11:30∼、14:30∼
対象:小学生以上 場所:上野本館
詳細:https://t.co/1Zt3M1w8fZ pic.twitter.com/hJBUt1uqRb