6月22日に千葉県立中央博物館で開催された 遺跡発表会「発掘された関東の遺跡2024」に参加した。関東考古学フェアの一環として、 群馬県2、埼玉県2、茨城県1、計6遺跡の発表と特別公演 “「発掘された日本列島2024」展の見どころ”を聴講した。定員150名がほぼ埋まり大盛況。
【おしらせ】
— (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 (@saimaibun) 2024年5月9日
令和6年遺跡発表会「発掘された関東の遺跡2024」を開催します。※要申込
日時:令和6年6月22日(土)10:10~(受付開始9:40)
申込方法:往復葉書・メール(6月7日まで※消印有効)
申込先:(公財)千葉県教育振興財団文化財センター
詳細はチラシをご覧ください pic.twitter.com/2dHkVUNr5b
地域の清掃があり、その後、"発掘された関東の遺跡 2024"を拝聴してきました。
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2024年6月22日
まずは、群馬県唐堀遺跡。
縄文後期後葉から晩期前葉に使われた水場遺構。トチノミのアク抜きのほか、祭祀の場であったと推測。遺物は、U字形に陽刻された木柱とよく似た模様の耳飾り。 pic.twitter.com/ofSZT40rlI
発掘された日本列島2024@千葉②
— rumi_kofun (@r_kofun) 2024年6月23日
群馬県東吾妻町の唐堀遺跡について⛰
1枚目左上の耳飾りが、水場遺構で出土した巨大な木柱とそっくりな文様なことや、
遮光器土偶がとても精巧な作りのため、東北産のものと考えられるとのお話を、上毛かるたを交えながら伺えました☺️
今後の行方も気になる遺跡ですね✨ pic.twitter.com/QjiRPUNN7c
続いて、埼玉県真福寺貝塚。
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2024年6月22日
縄文後期前葉から晩期中葉の貝塚で、重文のミミズク土偶が出土したことでも有名。史跡として整備するため、発掘調査となり、環状盛土遺構の詳細を調査。現在は泥炭層を調査中。今年の現説は11/16予定とのこと。詳細は下記のサイトに。https://t.co/kVHyLq9Ap7 pic.twitter.com/zS9oWsiNEp
真福寺貝塚は、2019年から毎年欠かさず発掘調査の現地説明会に参加している。
『小野天神前遺跡―久慈川・那珂川流域の再葬墓Ⅱ―』販売中!
— 常陸大宮市 (@hitachiomiya_) 2023年7月21日
令和3年に実施した発掘調査の成果をまとめた報告書を刊行しました。人面付壺形土器が出土した昭和51年の調査結果を検証したほか、新たに再葬墓が発見されました。
同シリーズ『宿尻遺跡』も好評販売中。この機会にぜひお買い求めください。 pic.twitter.com/MO61lwdcVO
【#発掘された日本列島2024 で展示されます!】
— 常陸大宮市 (@hitachiomiya_) 2024年6月7日
常陸大宮市長倉に位置する弥生時代中期の再葬墓遺跡「宿尻遺跡」の出土品を、文化庁主催の「発掘された日本列島2024」に出品します。壺形土器や管玉など38点が全国の博物館を巡回します。ぜひご覧ください!
詳細はこちら→https://t.co/sDn6Q3Ukyw pic.twitter.com/W22kcVniju
次いで、茨城県宿尻遺跡。
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2024年6月22日
この時期に東日本って、集落遺跡もほとんどなく、再葬墓は当時を知る重要な手掛かり。ここは、一つの土坑から18の壺形土器が出土。土器には、人面の表現かもしれない表現や線刻画も。 pic.twitter.com/fsIFSimlHR
🏺「#列島展」開催中!⚒️
— 千葉県立中央博物館 (@chiba_chuohaku) 2024年6月27日
大きな壺がならぶ大迫力のコーナー。
茨城県常陸大宮市の宿尻遺跡で発見された、弥生時代の再葬墓に使われた土器です。
これらは口を内側に向けて環状に並べられた状態で出土しており、輪の中心部からは粉々に砕かれた管玉が発見されました。#千葉県立中央博物館 pic.twitter.com/WDp2gR2IlU
発掘された日本列島2024@千葉
— rumi_kofun (@r_kofun) 2024年6月22日
「こりゃ奇跡 ハニワとハニワが ぴったんこ」の群馬県伊勢崎市の赤堀茶臼山古墳・石山南古墳群
新たに発掘して出た埴輪片が、きちんと調査して、東博の埴輪や他の遺跡の埴輪片とくっついたという、群馬愛溢れる貴重なお話を聞けました。
群馬の古墳に行きたくなりますね☺️ pic.twitter.com/oE8f3eHaX6
さらに、群馬県の赤堀茶臼山古墳、石山南古墳群。
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2024年6月22日
新発見ばかりが注目されるなか、胸熱だったのが、ここ。ただ、発掘で終わらずに、丹念に調査をしたことで、84年ぶりに東博所蔵品とぴったり接合。さらに、3キロも離れた住居跡からの埴輪片ともって、、、 pic.twitter.com/juh4QTgB2P
列島展 伊勢崎市 赤堀村104号墳の人物埴輪片がトーハクの埴輪の一部と判明 埴輪のレプリカを作成し、出土した埴輪片を組み込んだ その部分を白線で示した
— Yoshi (@yoshi111_u) 2024年6月23日
鍬を担ぐ男子を含めて 出土位置は住所登録のみであったが赤堀村104号墳出土と特定された#発掘された日本列島 #列島展 #伊勢崎市 pic.twitter.com/OhFDlCQ1D8
2年前のトーハクのYouTubeで、詳しく紹介されていた。しかもわかりやすい。
赤堀茶臼山古墳は2019年と2020年に訪れた。
遺跡発表会「発掘された関東の遺跡」は、昨年に引き続き2回目の参加。昨年は、埼玉で「発掘された関東の遺跡」を聴講した翌々週に山梨で「発掘された日本列島」展を鑑賞したが、今年は「発掘された日本列島」展と同時開催だったので、当日、発表会の前と昼休みと後の3回、列島展を鑑賞して予習、復習ができて理解が深まった。