週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

「埼玉の遺跡 行田・熊谷市小敷田遺跡−低地集落に生きた人々−」 埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館で開催中の令和6年度テーマ展「埼玉の遺跡    行田・熊谷市小敷田遺跡−低地集落に生きた人々−」を開催2日目に鑑賞した。さきたま史跡の博物館では、毎年「埼玉の遺跡」をテーマに展示を開催、今回は行田市熊谷市にまたがる小敷田遺跡について紹介する。小敷田遺跡は低地に営まれた集落で、弥生時代から古代まで幅広い時代の遺物が出土している。本展では、県内最古級の方形周溝墓から出土した土器や多数出土した農耕などに関する木製品、出挙を示す木簡などを展示し、当時の人びとの暮らしについて考える。この日は、学芸員による展示解説があり、こちらも参加した。

f:id:kofunmeguri:20250303222134j:image
f:id:kofunmeguri:20250303222138j:image
f:id:kofunmeguri:20250303225121j:image

さきたま史跡の博物館の2021年夏の企画展で「祭祀に使われた船」として小敷田遺跡出土の古墳時代前期の船形木製品が出展された。

埼玉県立歴史と民俗の博物館の特別展「埼玉考古50選」では「妻沼低地の弥生遺跡」として池上遺跡出土の土偶形容器(髭をたくわえた男性の姿を表した中空の土偶)が展示された。池上遺跡は、小敷田遺跡と一体の遺跡とされる。

埼玉県立さきたま史跡の博物館の2021年の最新出土品展「地中からのメッセージ」で、「弥生時代の2種類のお墓」として熊谷市の池上遺跡の方形周溝墓出土の壺と土器棺墓の甕が展示された。

行田市郷土博物館のテーマ展「縄文・弥生の足あと−古墳以前の行田を探る−」で、「コメづくり 関東平野一番乗り!」として池上遺跡出土の土器と土偶形容器が展示された。

2023年2月に(仮称)道の駅「くまがや」整備事業に伴う池上遺跡の発掘調査の現地説明会に参加した。

f:id:kofunmeguri:20250316113034j:image

行田市郷土博物館の昨年秋の企画展で、小敷田遺跡出土の古墳時代前期の「 桛(かせ)」「綛(かせ)かけ」「緯打具(よこうちぐ)」が出展された。 桛は紡いだ糸を巻き取る道具。綛かけは綛にした糸を掛ける道具。緯打具は機織り(はたおり)で緯(よこいと)を詰める道具。

金錯銘鉄剣の展示ケース
f:id:kofunmeguri:20250307084809j:image

 

にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村