週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

草刈33号墳 市原市ちはら台南

ちはら台の「まきぞの自然公園」に保存されている草刈33号墳を訪ねた。

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まきぞの自然公園の遺跡

草刈33号墳

ちはら台にはおよそ180基の古墳があり、前方後円墳前方後方墳・円墳・方墳によって構成されています。草刈33号墳は3基しかない前方後円墳の1基で全長が約42mあります。墳丘測量と確認調査を行ったところ、墳丘にテラス状の段があり、埴輪が列を成して立てられていることがわかりました。筒状の円筒埴輪のほか馬形埴輪などの形象埴輪も立てられています。ちはら台で埴輪をもつ古墳はこの33号墳に限られ、その特徴から6世紀後半の下総地域の埴輪に似ていることがわかりました。

川焼瓦窯跡(かわやきがようせき)

村田川の北岸斜面からは、奈良時代の瓦を焼いた窯跡(かまあと)が5基見つかっています。これらの窯は、有牀(ゆうしょう、ロストル)式平窯と呼ばれる構造を持ち、単弁二十四葉蓮華文・均整唐草文・重郭文などの文様をもつ瓦が生産されていました。これらの瓦はおもに上総国分寺の創建瓦として供給されていたものと考えられています。また、「川焼」という地名も「瓦焼き」に由来すると言われています。

いずれも、ちはら台の歴史を語る貴重な遺跡として公園内に保存されています。

平成15年3月 協力(財)千葉県文化財センター

川焼瓦窯跡の瓦

草刈33号墳の墳丘は藪の中。
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