6年前に初めて東京大学総合研究博物館を訪れた時に、博物館前の屋外に展示されていた「 伝アインシュタイン・エレベーターの昇降装置」が気になった。6年後、インターメデイアテクの『海の人類史 – パイオニアたちの100万年』の展示会場の出口付近で「伝アインシュタイン・エレベーター」のカゴ本体を見つけた。6年前の写真を見返したら「 伝アインシュタイン・エレベーターの昇降装置」の説明板に『カゴ本体は、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメデイアテク」に常設展示されている。』と書いてあった。
伝アインシュタイン・エレベーターの昇降装置(1926年3月竣工)
アルベルト・アインシュタインが乗ったとされる理学部旧一号館のエレベーターの昇降装置。理学部旧一号館の着工はアインシュタイン来日(1922年)よりも後のことであり、この昇降機が 「アインシュタイン・エレベーター」と伝えられてきた理由は定かではない。一般相対性理論の基本となる等価原理はエレベーターの思考実験から着想されており、これがアインシュタイン来日の記憶と結びついて象徴化されたものかもしれない。エレベー ター・カンパニー日本支社(現・日本オーチス・エレベータ)によるギヤ駆動のエレベーターである。電動モーターがギヤの減速装置を駆動し、この滑車にワイヤーを巻き取ってカゴを昇降させていた。カゴ本体は、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメデイアテク」に常設展示されている。
- 博物館工学|東京大学総合博物館 総合博物館ニュース2022年5月31日発行
- 「理学部1号館東棟の設計が固まり3期工事が始まる」「理学部旧1号館の記憶」東京大学理学系研究科・理学部ニュース 2013年11月号
- 偶像制作の方法 特別展示『マリリンとアインシュタイン 神話的イコンに捧げる讃歌』について |東京大学総合博物館
- 来日100周年記念-アインシュタインの日本講演旅行-駒場篇 | 東京大学
- [第一回梗概]伝アインシュタインエレベーター式・大学入試センター試験におけるチートテクニック|長谷川京
- 東京大学 理学部旧1号館 - 都市徘徊blog
- 理工電子資料館:オーチスエレベーター
- 1922年 日本郵船・北野丸船上 アインシュタインの写真アートプリント 【Maritime Gallery Ocean-Note】
- 北野丸(日本郵船) | 昭和館デジタルアーカイブ
- 名船発掘『北野丸』 / 日本クルーズ&フェリー学会
- 大正11(1922)年11月17日に来日したアインシュタインは、福岡県にいつ来て、何をしたのか。 | レファレンス協同データベース
ちょうど100年前に、宇宙への理解の新しい時代のさきがけとなるアルベルト・アインシュタインの一般相対性理論が確認されました。 🧠今も、アインシュタインの一般相対性理論は我々の取り巻く世界を理解するのに役立っています。🌌https://t.co/V0V2cRvdtU https://t.co/f2dkrmKCAZ
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) 2019年5月30日
アルベルト・アインシュタインの誕生日に際し、米国大使館、ドイツ大使館、イスラエル大使館、スイス大使館の代表者が、ドイツ大使館外壁のアート作品に沿ってギャラリーウォークを行い、異文化交流や科学交流に貢献したアインシュタインをたたえました。 🇺🇸🇩🇪🇮🇱🇨🇭 https://t.co/q061IC0Xpp
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) 2022年3月16日
100年前の今日。1922年11月25日、来日中の物理学者アインシュタインがこの日から東大で全6回の特別講義を行いました。その際に乗ったとされる理学部旧1号館エレベーターが総合研究博物館に保存されています。旧1号館は関東大震災後の建設なのであくまで伝承ですが、立派な産業遺産です。 #今日は何の日 pic.twitter.com/35FUAV7mg7
— 東京大学 | UTokyo (@UTokyo_News) 2022年11月24日
展覧会「来日100周年記念-アインシュタインの日本講演旅行-駒場篇」
— ドイツ大使館🇩🇪 (@GermanyinJapan) 2023年3月23日
昨年ドイツ大使館の外壁に展示されていた、マンガライブペインターの内田慎之介@mangalivepaint さんによるイラストと共にアインシュタインが1922 年に日本を訪れた際の様子等を解説。
東京大学駒場博物館にて
3月22日~4月28日 pic.twitter.com/PyLmyNYIfk