週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

白石稲荷山古墳 (再訪) 藤岡市白石

皇子塚古墳の南に約500mにある白石稲荷山古墳も再訪した。前方後円墳。全長155m。後円部に縦穴系主体部(礫槨、東西2基)。

北から、白石稲荷山古墳の後円部。ゴルフ練習場のネットの手前に十二天塚北古墳と十二天塚古墳がある。
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北からパノラマで、左手前が後円部、右奥が前方部
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南から、手前が前方部、奥が後円部。前方部の端がどこなのかよくわからない。
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くびれ部の墳丘上から後円部
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後円部の墳頂から前方部
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後円部墳頂
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後円部墳頂から北の眺め。中央の道のあたりに十二天塚古墳と十二天塚北古墳がある。
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東からの全景。右が後円部、左が前方部。
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昨年10月に訪れたときは草茫々だった。

白石稲荷山古墳/藤岡市

(2019年4月26日に追記)

藤岡市教育委員会早稲田大学群馬県立歴史博物館は、今年2月26日から3月25日に合同で実施したデジタル3次元測量や地中レーダーによる調査結果を4月25日に記者会戦で発表した。白石稲荷山古墳の構造は「整美な三段築成」で前方部前面が約90m、全長が155mと判明。5世紀前半築造の奈良県コナベ古墳の設計形状がそのまま反映された典型的な前方後円墳とされた。また、前方部から新たな埋葬施設が確認された。6.8mx2mほどの粘土槨の可能性が高い。後円部墳頂にある2基の礫槨の中央地下に存在の可能性が指摘されていた埋葬施設は確認されなかった。

文献

[1] 早稲田大学東アジア都城シルクロード考古学研究所 2023 『早稲田大学東アジア都城シルクロード考古学研究所 デジタル調査概報5:群馬県藤岡市 白石稲荷山古墳の測量・GPR調査早稲田大学東アジア都城シルクロード考古学研究所

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