小田急線の柿生駅から柿生中学校内の柿生郷土資料館を訪ねたら、奇数月の開館日は日曜日のみだった。この日は土曜日。偶数月は土曜日が開館日だった。
寛政11年の題目塔とお召講
柿生トンネル跡
真福寺白山横穴墓群。台地南端の標高45m前後のレベルに2群に分かれて穿かれている。西群3基と東群3群。5基現存。1基半ば崩壊。
花島横穴墓群。昭和初期まで4基存在したという。1979年まで存在した1基(1号墳)が建設工事に伴い破壊された。全て消滅。
王禅寺口横穴墓群。早野川の沖積地に東に突き出すようにのびた舌状台地東端に2区10基。5基現存。5基半ば崩壊。
2012年に急傾斜地崩壊対策工事のため横穴墓1基(2区4号)と室状遺構1基(2区5号, 時期・性格不明の横穴施設)の記録調査を実施。また未知の横穴墓の礫床を検出し保存した。鳥居のすぐ右下が1号横穴墓(2区4号)で、その右下に1号室状遺構(2区5号)。1号横穴墓からは鉄鏃、近代の陶片と鉄片を検出。
神明社。
文献
[1] 東原信行 1984「川崎市最北西部谷本川流域の横穴古墳群」『川崎市文化財調査集録』20 川崎市教育委員会
[2] 中村哲也・太田雅晃・冨永樹之 2013「王禅寺口横穴墓群」『神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書11』(株)玉川文化財研究所
[3] 吾妻考古学研究所 2014「王禅寺口横穴墓群第二次調査」『神奈川県埋蔵文化財発掘調査報告書22』吾妻考古学研究所