週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

古墳時代の謎の木の道具たち 木更津市郷土博物館金のすず

 

木更津市郷土博物館金のすずで開催中の春の企画展「古墳時代の謎の木の道具たち」を鑑賞した。本展では、菅生(すごう)遺跡と松面(まつめん)古墳周溝から出土した古墳時代の木製品などを紹介する。菅生遺跡は自然堤防上に位置した遺跡で旧小櫃川の流路変更の工事に伴う発掘調査で確認された幅1.8〜5mの大溝から多量の木製品(鍬・鋤・砧・槌といった農工具や弓、琴など)が出土。松面古墳は古墳時代終末期(7世紀前半)の方墳。2014年度の発掘調査で、墳丘は一辺約45m、二重周溝を含めると約84mで千葉県で3番目の大きさの方墳と判明。古墳内側周溝の墳丘側端部で横倒しになった修羅(しゅら)の一部が出土。修羅は大きな石などの運搬に使われた道具(ソリ)で、二股に分かれた木で作られた。古墳時代の修羅としては大阪府藤井寺市の三ツ塚古墳から出土した2例(全長8.75mと2.82m)に次いで3例目の発見。木はムクノキで、長さ約1.4m、推定復元長は約3.5m。また、梃子(てこ)棒や鋤身、斧などの柄、刀形の木製品、用途がわからない木製品などが出土。会期は5月6日まで。

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太田山公園
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