週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

有吉南貝塚 千葉市緑区おゆみ野中央

おゆみ野の森」の次に訪れたのは有吉南貝塚

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千葉県重要遺跡百選の内の一

有吉貝塚

この貝塚は直径約100mの典型的な馬蹄形をなしその周辺に縄文時代の原始集落を埋蔵する重要な遺跡である

昭和45年3月31日 千葉市教育委員会

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有吉南貝塚

所在地 千葉市緑区おゆみ野中央5丁目2番

有吉南貝塚は、村田川が流れる谷からわかれた2つの谷に挟まれた標高約40mの台地の上にあります。大小8ヶ所の貝層が円形に連なった直径約130mの馬蹄形の貝塚です。近くには、北側約200mのところに有吉北貝塚が有ります。遺跡の一部は、平成8年から平成13年にかけて(財)千葉県文化財センターによって発掘調査が行われ、その様子が明らかになりました。調査の結果から、ここには旧石器・縄文・古墳・奈良・平安・中世と長い時代にわたって人が住んでいたことがわかりました。中でも貝塚が作られた縄文時代中期後半頃(加曽利E式期:約 4500〜4000年前)の竪穴住居跡約60軒、焚火跡2ヶ所、貯蔵用に利用した穴(小竪穴、土坑)約300基、柱の穴、溝などの生活に関係した跡が見つかって います。生活跡からは、当時の人が使っていた縄文土器や骨・牙・貝・石・土を焼いた物などを利用して作った斧・やじりなどの様々な道具や耳飾などの 装飾品が出土しています。この他には、人やイヌ・イノシシが埋葬された跡(墓穴)なども見つかっています。貝塚の貝層の中にはハマグリ、アサリ、シオフキ、キサゴ、オキシジミ等の貝の他に鳥・獣・魚の骨なども入っていました。

日枝神社境内と遺跡公園のほとんどの部分は、そのままの状態で残され、遺跡は保存されています。このまわりで見られる白い貝殻は縄文人によって海からこの地に運び込まれてきたものです。

平成14年3月 千葉市教育委員会

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文献

[1] 財団法人千葉県教育振興財団 2008 『千葉県教育振興財団調査報告604:千葉東南部ニュータウン40』独立行政法人都市再生機構千他

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