眼下の神奈川県道14号(尻手黒川道路)と矢上川の先にこの後に訪れる蟹ヶ谷古墳群が分布する丘陵が望める。
子母口貝塚は、今から約8,100年前の縄文時代早期後半の貝塚で、「子母口式土器」の標式遺跡としても有名です。子母口貝塚は東西約100m、南北約150mの範囲にある4つの地点貝塚を総称したもので、浅海の砂の中にいるマガキが約半分を占め、ヤマトシジミやハイガイに混じって、スズキやクロダイ等の魚骨やイノシシ等の獣骨も見つかっています。当時の子母口貝塚は、眼下に砂浜が広がり、その先には大海原が続いていたと考えられています。