橘樹官衙遺跡群の前に梶ヶ谷に寄り道して西福寺古墳を再訪。
西福寺古墳
西福寺古墳は、矢上川左岸に築かれた高塚古墳群の中にあって、規模が大きく、保存状態も極めて良好です。
昭和57(1982)年、古墳の景観整備の一環で行われた発掘調査の結果、この古墳が築かれたのは、6世紀中頃から後半と考えられ、直径約35メートル、高さ約5.5メートルの円墳で、墳丘の周囲には 幅6〜7.5メートル、深さ約80センチの溝(コンクリートブロックで舗装されている部分)がめぐらされていたことがわかりました。
また出土した埴輪の中には、水鳥を模した埴輪の頭部も発見されています。
現在の西福寺古墳は、その成果に基づいて復元・整備をされたもので、昭和55(1980)年9月16日、神奈川県史跡に指定されています。
古墳の保護のため、植え込みの中に入らないようお願いします。
西福寺古墳から出土した埴輪は白井坂埴輪窯跡で作られたものとのこと。