週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

洞窟遺跡を掘る 神奈川県立歴史博物館

お茶の水から横浜に移動して、神奈川県立歴史博物館で4月29日から開催中の「洞窟遺跡を掘る」を鑑賞した。ゴールデンウィーク中の私の休みと明治大学博物館の開館日が合うのが土曜日の午前中だけだったのでこの日を選んだが、ありがたいことに、神奈川県立歴史博物館ではギャラリートークの日だった。会場の講堂で気付いたが解説者の学芸員さんはTwitterでフォローさせていただいているばーちーさんだった。洞窟遺跡について分かりやすく解説していただいた。横穴墓と成り立ちの違いが理解できた。三浦市間口(まぐち)洞穴の卜甲(ぼっこう)は、2019年の大嘗祭のときに國學院大博物館のミュージアムトークで亀卜(きぼく)を知ってから現物を拝見したかった。今回の特別展では、洞窟遺跡から出土した鹿の骨を使用した卜骨(ぼっこつ)、ウミガメの甲羅(骨)を使用した卜甲(ぼっこう)、中国殷墟出土の文字が刻まれた卜骨、一之宮貫前神社「鹿占神事」関連資料と記録映像、武蔵御嶽神社「太占神事」関連資料などが展示され理解が深まった。また、三宅島ココマ遺跡のオオツタノハや赤坂遺跡の鹿の角の加工の話も興味深かった。是非とも三浦半島の洞窟遺跡巡りがしたい。

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【特別展】洞窟遺跡を掘る -海蝕洞窟の考古学- | 神奈川県立歴史博物館

三浦市間口洞穴遺跡(みうらしまくちどうけついせき)と神奈川県立博物館の発掘調査 | 神奈川県立歴史博物館

東京国立博物館の平成館で6月12日まで、「古墳時代の海民」というテーマで、赤星直忠氏寄贈の横須賀市の横穴出土の貝釧等12点を展示中。

 

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