荒川に架かる江北橋。現在、塗装工事中。
河口から17km地点
五色桜をデザインした高欄(欄干)。夜間の事故対策蛍光灯が埋め込まれている。
歩道のタイル
親柱
江北橋の由来
江北橋が最初にけられたのは、荒川放水路が開削された後の、大正十二年四月である。当時の橋は橋長441,45m, 有効幅員7.14mの木桁橋で現在より上流500mの所に位置していた。
当時、荒川放水路北側はすでに江北という地名があったが、これは明治二十二年月に施工された市制町村制により9ヶ村が合併された時に新しく付けられた地名で荒川(江)の北故江北村にしたという。
現在の橋は橋長449m。有効幅員15mの鋼橋で昭和三十五年十二月 から五年六ヶ月の歳月を経て完成したものである。
高欄、親柱にデザインされている桜は、明治四十年代に最盛期を迎え た荒川堤の五色桜をイメージしたものであるが、現在は一本も残らず姿 を消してしまっている。
五色というのは、白・うす紅・うこん・墨染・紫といった彩り豊かな 八重桜や一重桜が咲き競ったところに由来し、咲きそろったあざやかさ は、まさに「五彩の雲をたなびかせ」と記すほどの人の目を楽しませ たという。
平成六年三月 東京都
江北橋の200m上流に架かる首都高速道路中央環状線の五色桜大橋。2002年に土木学会田中賞を受賞。
江北橋は心霊スポットとしても一部には有名で、以前は橋の上の歩道を守るガードレールや欄干に損傷の跡がよくあったが、ある時期から見なくなった。親柱の上に変なデザインの先っぽに玉がついたもの(五色桜の花弁のおしべ?)が設置されてからのように思う。気のせいか。
橋梁も工事中
県またぐ移動の自粛要請解除を受け、古墳巡りの再開を検討中。