週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

常名天神山古墳発掘調査現地説明会 (12/22) 土浦市常名

12月22日に開催された常名天神山古墳の土浦市(上高津貝塚ふるさと歴史の広場)・筑波大学合同調査現地説明会に参加した。昨年度から、常名天神山古墳の発掘調査を学生の実習を兼ねて実施とのこと。

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市指定文化財 常名天神山古墳 史跡 平成3年(1991)3月1日 指定

この古墳は、桜川に面する台地の端に西面して築造されている前方後円墳である。その規模は、全長約70メートルであるが、一部削り取られているため、本来は約90メー トルもの長さがあったものと思われる。後円部の直径は約45メートル。高さは後円部6.87メートル、前方部4.25メートルである。後円部には常名(ひたな)神社が祀られ、前方部にも小さな祠がある。

墳丘の形態及びその規模からして、五世紀初め頃の県下を代表する古墳と思われる。

市指定文化財 石造宝篋印塔 工芸品 昭和46年(1971)7月13日 指定

過去の重罪を消滅し、現在の災害から免れ、未来の極楽往生を祈るために「宝篋印陀羅尼経(ほうきょういんだらにきょう)」を納めた供養塔を宝篋印塔という。

基礎が一段の関西型に対し、関東型は二段になり、上段も下段も二区に分けられ、下段の反花(かえりばな)に格狭間(こうざま)を彫りだしているものが多い。この石塔は基礎の下段以下が欠落している。石質は、花崗岩で、現高は135センチメートルである。市内の宝篋印塔の中では最も古く、安土桃山時代の作と推定される。

平成9年1月 土浦市教育委員会

昨年5月に常名天神山古墳の後円部に祀られる常名神社が全焼。不審火か?

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