皇居の大嘗宮(だいじょうぐう)と乾通り(ぬいどおり)の一般公開に参加した。大嘗宮では、11月14日夜から15日未明にかけて大嘗宮の儀(だいじょうぐうのぎ)が行われた。
皇居外苑の皇居前広場の坂下門近くの行列に8時半ごろ並んだ。公開時間は9時から。
8時35分に手荷物検査が始まった。そのあと金属探知機によるセキュリティチェックを受ける。
坂下門は8時50分に開門した。8時55分には坂下門をくぐることが出来た。
宮内庁庁舎前で、右に進むと大嘗宮へ行くルート、直進すると乾通りに行くルートへ別れる。ここは直進を選択。
宮殿
宮内庁庁舎
大嘗宮を選択する人も多い。富士見櫓が見える。
乾通りを進む
山下通り。進むと皇居宮殿 表御座所に到る。当然、立入禁止。
乾通りを進む
フユサクラ(冬桜)
富士見多聞櫓。
局門(つぼねもん)
門長屋(もんながや)
道灌濠(どうかんぼり)
蓮池濠と乾濠の境に架かる西桔橋のたもとで、直進して乾門に抜けるルートと、右折して西桔橋(にしはねばし)を渡り、皇居東御苑の大嘗宮に進むルートに分かれる。ここを直進する人はいなかった。
乾濠
西桔橋
蓮池濠
橋を渡ると石垣に沿って坂を登る。石垣を回り込むと大嘗宮のある本丸の天守台の下に出る。
天守台
大嘗宮が現れる。直ぐには近寄らない。ぐるっと回る。
フユサクラ
ようやく大嘗宮に到着。
消化器箱の脇に刺さっているのは椎の木(スダジイ)とのこと。膳屋(かしわや)の壁にさしてある。
左が主基殿(すきでん)、右手前の膳屋。
左が廻立殿(かいりゅうでん)、右奥が主基殿。
廻立殿と主基殿
廻立殿と主基殿と膳屋
廻立殿
悠紀殿(ゆきでん)
天守台
桃華楽堂
出口は左折で北桔橋門、右折で平川門、大手門。
左折して北桔橋門
平川門
大手濠
大嘗宮の儀は天皇陛下のご即位に伴う皇室行事である大嘗祭(だいじょうさい)の中核となる儀式。即位の礼の後に初めて行う新嘗祭(にいなめさい)を大嘗祭という。新嘗祭は五穀豊穣や国家安寧を祈る宮中祭祀で毎年11月に執り行われる。11月23日の勤労感謝の日は新嘗祭にちなむ国民の祝日。大嘗宮は大嘗祭のたびに新設される。古式建築の宮殿で大小約40棟の建屋から構成。約30棟の殿舎は木造建築で、主要三殿の悠紀殿(ゆきでん)と主基殿(すきでん)、廻立殿(かいりゅうでん)は伝統的な黒木造り。建設工事は清水建設が9億5,700万円で受注。予定価格の約6割だった。宮大工約120名が建設にあたった。主要な木材は、唐松皮付丸太(長野県産)、杉皮付丸太(静岡県産)、ヤチダモ皮付丸太(北海道産)を使用、その他、奈良県、京都府等からも調達。敷地面積は前回から2割ほど縮小。屋根は茅葺から板葺きに変更。膳屋と斎庫を鉄骨造のプレハブとした。大嘗宮の一部をリサイクルするとの報道があり、調べたが情報はなかった。まだ、詳細は決まっていないらしい。
皇居乾通りの一般公開は毎年春と秋に行われている。今秋は11/30〜12/8。