1990年に天平の丘公園整備工事で、常滑焼の壺に入った12,441枚の銭が見つかった。銭は中国、朝鮮から渡来したもの。中国の新、唐、五代、北宋、南宋、金、元、朝鮮の高句麗で鋳造された。出土した埋蔵銭の一部が下野市立しもつけの風土記の丘資料館で展示されている。
現在、この銭の出土地点には、前方後円墳に似た形の大きな塚が造られているということで、
なぜ、ここに前方後円墳に似た形の大きな塚を造ることになったのか謎。
下記の地図では国見山(銭成石)、平成の丘という名前が付けられている。
室町時代から戦国時代の埋蔵銭の出土例は各地であり、目的は備蓄とか宗教祭祀と考えられている。今年3月に埼玉県蓮田市の新井堀の内遺跡から出土した埋蔵銭を見学した。その後の博物館巡りでも各地で出土した埋蔵銭を見学した。