北本市役所1階庁舎ホールで開催中の企画展「みんなで知ろう!きたもとの縄文時代~キミも未来の縄文博士!?~」を鑑賞した。夏休みの小・中学生に「きたもとの縄文」のおもしろさを知ってもらいたいと企画されたそうだが、大人でも楽しめる内容だった。トピックスとして「縄文のタイムカプセル デーノタメ遺跡」と「大宮台地で一番高いところにある遺跡 宮岡氷川神社前遺跡」を紹介。「どんな昆虫がいたの?」のコーナーでは、 デーノタメ遺跡の泥炭層から出土する昆虫(甲虫類)の鞘翅(さやばね、前翅がキチン質化し硬くなったもの)を「水辺に住んでいる昆虫」「地面の上にいる昆虫」「植物のあるところに集まる昆虫」「動物のフンを食べる昆虫」と分類して並べた写真がとても綺麗で、デーノタメ遺跡から見つかった昆虫の種類ごとに時代別に集計すると、縄文中期の人里にいる昆虫(コアオハナムグリ、ヒメコガネ)が多く、ヒメコガネは英名Soy bean beetleで大豆に加害する害虫として知られ、縄文中期に人里にいる昆虫が多くいたとの結果はとても示唆に富む。昆虫考古学者の森勇一先生のミニ講演会が2日前にあったそうで参加したかった。デーノタメ遺跡の報告書(文献[1])を購入(600円)。本展は、この日、とある博物館に置かれたチラシ(フライヤー)でたまたま知った。
- 企画展「みんなで知ろう!きたもとの縄文時代~キミも未来の縄文博士!?~」開催のご案内/北本市
- デーノタメ遺跡/北本市
- 宮岡氷川神社前遺跡出土品/北本市
- 北本高尾 氷川神社から発掘された出土品のご紹介|出土品
【夏休み🌻縄文企画展を開催】
— 北本市 (@kitamotocity) 2024年8月19日
明日20日(火)から、子ども向け企画展「みんなで知ろう!きたもとの縄文時代~キミも未来の縄文博士!?~」を開催!
◆日時
8月20日(火)~29日(木)9:00~17:00
※土・日曜日も開催
◆場所
北本市役所1階庁舎ホール
詳細はこちら👇https://t.co/IlOz3BTlD5 pic.twitter.com/gtHXFaUc3U
今週からスタートしている、きたもとの縄文時代を知る企画展!
— 北本市 (@kitamotocity) 2024年8月22日
今日だけの特別イベント、昆虫考古学者の森勇一先生によるミニ講演会を開催しています٩(ˊᗜˋ*)و
(見逃した方、14時の回もありますよ…!) https://t.co/0sFNawmQmP pic.twitter.com/8GunSh1yNq
文献