週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

「みんなで知ろう!きたもとの縄文時代~キミも未来の縄文博士!?~」 北本市役所

北本市役所1階庁舎ホールで開催中の企画展「みんなで知ろう!きたもとの縄文時代~キミも未来の縄文博士!?~」を鑑賞した。夏休みの小・中学生に「きたもとの縄文」のおもしろさを知ってもらいたいと企画されたそうだが、大人でも楽しめる内容だった。トピックスとして「縄文のタイムカプセル デーノタメ遺跡」と「大宮台地で一番高いところにある遺跡 宮岡氷川神社前遺跡」を紹介。「どんな昆虫がいたの?」のコーナーでは、 デーノタメ遺跡の泥炭層から出土する昆虫(甲虫類)の鞘翅(さやばね、前翅がキチン質化し硬くなったもの)を「水辺に住んでいる昆虫」「地面の上にいる昆虫」「植物のあるところに集まる昆虫」「動物のフンを食べる昆虫」と分類して並べた写真がとても綺麗で、デーノタメ遺跡から見つかった昆虫の種類ごとに時代別に集計すると、縄文中期の人里にいる昆虫(コアオハナムグリ、ヒメコガネ)が多く、ヒメコガネは英名Soy bean beetleで大豆に加害する害虫として知られ、縄文中期に人里にいる昆虫が多くいたとの結果はとても示唆に富む。昆虫考古学者の森勇一先生のミニ講演会が2日前にあったそうで参加したかった。デーノタメ遺跡の報告書(文献[1])を購入(600円)。本展は、この日、とある博物館に置かれたチラシ(フライヤー)でたまたま知った。

f:id:kofunmeguri:20240824160732j:image
f:id:kofunmeguri:20240824160726j:image
f:id:kofunmeguri:20240824160729j:image
f:id:kofunmeguri:20240824160735j:image
f:id:kofunmeguri:20240824161309p:image
f:id:kofunmeguri:20240824173159j:image

文献

[1]  北本市教育委員会 2017 『北本市埋蔵文化財調査報告書21:デーノタメ遺跡北本市教育委員会

にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村