本庄早稲田の杜ミュージアムで開催された企画展「下野谷遺跡から見る風景-縄文時代の人々と竪穴住居の生活」を会期終了間際に鑑賞した。 下野谷遺跡は、東京都西東京市東伏見の早稲田大学東伏見キャンパス内にある遺跡で、大学の史跡建設に伴い、早稲田大学埋蔵文化財調査室によって1989〜1991年に発掘調査が行われた。その結果、縄文時代早期から後期にかけての遺構や遺物が見つかった。なかでも中期は、150軒以上の竪穴住居跡が環状にめぐり、その内側に墓域が形成された環状集落で、西東京市の調査の成果と合わせると、2つの環状集落で構成された関東でも屈指の遺跡であることがわかった。下野谷遺跡の一部は西東京市が公園として整備、2015年に国史跡に指定された。発掘開始から50年目にあたる昨年、早稲田大学は発掘調査報告書『下野谷遺跡Ⅳ』を刊行。本展では、早稲田大学公認サークル、アニメーション研究会と絵画会の協力を得て、考古資料をビジュアルにわかりやすく展示する。
西東京市郷土資料室でも展示会を開催中。
【本庄早稲田の杜ミュージアム】
— 早稲田文化【早稲田大学公式】 (@waseda_univ_Cul) 2023年12月20日
下野谷遺跡から見る風景-縄文時代の人々と竪穴住居の生活
西東京市の下野谷遺跡は、南関東で最大規模を誇る縄文時代中期の集落で、発掘開始から50年を迎えます。下野谷遺跡縄文時代編の報告書の刊行を契機に、その成果と資料を公開します。https://t.co/3ufel62lfT
2024.1.7 本庄早稲田の杜ミュージアム「下野谷遺跡から見る風景―縄文時代の人々と竪穴住居の生活」 pic.twitter.com/W660xc9W0m
— 鈴木雅 (@_arcfish) 2024年1月8日