週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

当麻東原古墳 相模原市南区当麻

お仲間とお別れして、相模原市の当麻東古墳を訪れた。

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当麻東原古墳

相模原市指定史跡名勝天然記念物 平成元年二月三日指定

当麻東原古墳は、相模川左岸に築かれた河原石を積み上げた横穴式石室をもつ円墳です。墳丘の規模は直径16メートル・高さ約3メートルで、墳丘の周囲には幅2メートルの溝が巡っています。埋葬施設である石室の中からは装身具や武器具などの副葬品が四百点余り発見されています。

本古墳は、当麻谷原古墳群と並び古墳時代後期の七世紀代に造られたもので、相模川低地に生産活動の場をもった集団の長の墓と考えられます。また昔から「馬塚(うまづか)」や「名馬塚(めいばつか)」という名で伝承され、永く保存されていました。

高塚古墳が少ない相模原市にあって、良好な状態で残っており、かつ当地の古墳時代の姿を伝えるものとして貴重であるため相模原市指定史跡名勝天然記念物に指定されました。

平成二年三月 相模原市教育委員会

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当麻坂から丹沢山地を眺む
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先日、訪れた相模原市立博物館で、東原古墳の1/50サイズの復元模型と、相模原市指定有形文化財の当麻東原古墳及び東原遺跡出土品の馬具鎧の兵庫鎖、切子玉(水晶)、勾玉(瑪瑙)、ガラス小玉などを見学した。復元模型では葺石と横穴式石室が再現されていた。

文献

[1] 相原精次・藤城憲児 2000「神奈川の古墳散歩」彩流社

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