甲塚古墳から国道6号線バイパスを南下。いわき市小名浜林城塚前に所在する塚前古墳は、古墳時代後期(6世紀)の築造で、2017年5月に福島大の菊地芳朗教授の研究グループが、東北地方で発見されている同時代後期の古墳としては最大規模と判明したと発表した。全長95〜120mの前方後円墳。後円部径53m、前方部長54〜70m、前方部幅45〜65mと推定。6世紀中ごろの築造。
北から、後円部の一部が残存。
北東から、後円部の一部。
南から、後円部の一部。墳丘の上に祠がある。
前方部は西南西のこちらの方角。
2016年にいわき市が実施した調査で埴輪などが出土。出土した埴輪はいわき市考古資料館に展示されている。2017年3月に菊地教授らが測量調査を実施。隣接する住宅の敷地が周辺より約1.3m盛り上がっており、これが前方部分と判明。前方部はこの辺りか?
昨年、いわき市考古資料館でミニ企画展が開催された。