週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

菩提横手遺跡出土の中空土偶 横浜市歴史博物館

ゴールデンウィーク明けから、なんだかんだで、まったく古墳巡りから遠ざかっていました。今日は、横浜市歴史博物館に菩提横手遺跡から出土した縄文遺跡後期の中空土偶を見に行きました。

菩提横手遺跡は神奈川県秦野市の新東名高速道路の建設に伴う発掘調査で、昨年6月に3基の古墳から横穴式石室が検出され、現地説明会が行われました。

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横浜市歴史博物館では平成30年度発掘調査成果発表会が開催され、常設展示室前回廊で、調査成果展示会が行われていました。菩提横手遺跡の中空土偶はその目玉として展示されていました。例によって個人的撮影はOKでもSNSへの投稿はNGとのことなので、中空土偶の写真はニュースサイト等でご覧ください。

中空土偶は今年5月に見つかったそうで、昨年、見学した3基の古墳との位置関係が気になります。発掘調査を担当した方に質問した所、1号墳の下から出土したそうです。古墳時代の地層から1.5m下の地層とのこと。高速道路の工事で古墳を破壊しなければ発見されることはなかったでしょう。

昨年6月の現地説明会で会場の外から撮影した写真。左から1号墳、2号墳、3号墳。

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今回発見されたのは、高さ25cm、幅12cm(推定)という大型の土偶。内部が空洞になった「中空土偶」で、縄文時代後期前葉から中葉(約3,500年前)の居住跡の覆土中から出土。左から足の一部と左腕が欠けていましたが、それ以外の部分はよく残っていて、土偶全体の姿がよくわかります。かながわ考古学財団によると、神奈川県で自立した中空土偶が見つかったのは、上土棚南遺跡(綾瀬市)、王子ノ台遺跡(平塚市)に次いで3例目。横浜市歴史博物館での展示は明日のまで。10月23日から11月4日まで秦野市立桜土手古墳展示館で開催の「秋季特別展」で公開されます。

http://www.kaf.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/07/doguu-3.pdf

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