甲冑塚古墳(かぶとづかこふん)は、源義家、源義綱、源義光を祀る平塚神社の社殿の裏にある円墳。径40m、高さ3.5m。墳丘への立ち入りはできない。
御祭神と略縁起が書かれた案内板を膝をついて読んでいたら、猫に声をかけられた。神社猫のタマだった。
神社に伝わる「武州豊島郡平塚郷上中里村平塚大明神の社并別当城官寺縁起絵巻」(1692年)は北区の指定有形文化財で、複製が飛鳥山博物館に常設展示されてる。
甲冑塚の名前は、源義家が奥州征伐(後三年の役)で凱旋したときに、当地に立寄り、当主の豊島太郎近義に鎧一領を下賜され、近義が、拝領した鎧を地に埋め塚を築き、自分の城(平塚城)の鎮守としたことに由来する。