週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

姥山貝塚 市川市柏井町

姥山貝塚は、下総台地の西端、向根支谷の北側に位置する縄文時代中期から後期(約5,000〜3,000年前)の馬蹄形貝塚。貝層の規模は外径が東西130m、南北120m。標高23〜25m。竪穴住居跡は39か所、人骨は143体が見つかっている。 D地点 E地点 C地点 A地点 B地点 M…

美濃輪台遺跡 市川市本北方

美濃輪台遺跡は、U字状の台地の上の縄文時代早期の遺跡。A地点から縄文時代早期末葉の貝塚が、B地点は貝塚はなかったが、両地点から合計5か所の炉穴(ファイアーピット)が見つかった。炉穴は、土器を使って煮炊きなどをする野外に作られた調理施設。竪穴式住…

古作貝塚 船橋市古作

古作貝塚はJRAの中山競馬場内にある縄文時代後期(約4,000年前)の貝塚。1928年の競馬場建設時に、蓋付きの壺形土器2点が掘り出され、その中からオオツタノハ製貝輪9点を含む計51点の貝輪が発見された。オオツタノハは生息域が伊豆諸島南部以南と大隅諸島より…

飛ノ台貝塚 船橋市海神

東武アーバーンパークラインの新船橋駅西口のイオンモール船橋の南側にある海神中学校とその周辺に広がる飛ノ台貝塚は縄文時代早期(約7,000年前)の遺跡。 奥の建物は飛ノ台史跡公園博物館。 飛ノ台史跡公園博物館では企画展「ここまでわかった! 1万年前の取…

猿貝貝塚 川口市安行

「植木の里」川口市安行の埼玉県花と緑の振興センターの西側に隣接する安行氷川神社の裏手に猿貝貝塚はある。縄文時代後期後葉から晩期中葉にかけて、関東地方を中心に分布した安行式土器の標式遺跡。埼玉県選定重要遺跡。 安行を南北に分断する東京外環道の…

豊沢貝塚 渋谷区恵比寿

渋谷区の慶應義塾幼稚舎や都立広尾病院にほど近い渋谷同胞幼稚園の脇に豊沢貝塚の説明板がある。縄文時代晩期の遺跡。貝塚の他に泥炭層があり、後期の加曽利B式、安行II式、晩期の安行III式、亀ヶ岡式の土器片や石器が発見された。 東京都渋谷区の歴史 豊沢…

コロボックルの碑(目赤不動尊) 文京区本駒込

文京区本駒込の目赤不動尊に坪井正五郎博士のコロボックル説にちなむ碑が建っていると聞いて訪れた。 目赤不動尊 これがお目当ての碑。 「コロボックル人種」「人類学教授 坪井正五郎君」の文字が読める。 寛永年間に下駒込にあった「赤目不動尊」が徳川家光…

人類学について調べた

坪井正五郎博士について調べたので『人類学』についても調べてみた。人類学は英語ではAnthropologyで、ギリシャ語のanthropos(人間)とlogos(知識, 学問)の合成語。人類学は生物種としての「ヒト」について、ヒトとは何かを科学的に追求する学問。人類学は総…

コロボックルの碑 富士見市山室

昨年、ららぽーと富士見でほるたま展を見たときにナビのマップで「コロボックルの碑」なるものを見つけたので興味を持って見てきた。 コロボックルの碑(貝塚稲荷旧跡碑)が建立された1912年はコロボックル説を唱えた坪井正五郎博士が亡くなる前年。この頃はす…

坪井正五郎博士 日本初の人類学者(2)

コロボックル論争について調べた。コロボックル(コロポックル)はアイヌの伝承に登場する小人。アイヌ語で「蕗の葉の下の人」という意味。 1884(明治17)年、東京大学理学部植物学教室で開催された「じんるいがくのとも」第二寄合にて渡瀬庄三郎は「さっぽろ …