文京区教育センターで開催中の東京大学総合研究博物館コレクション スクール・モバイルミュージアム「遭遇」を鑑賞した。文京区教育センターの2階に上がって大学連携事業室の扉を開けて中に入ると、色々な動物の頭骨が整然と並んでいる。日常では味わうことのできない非日常の世界。ぜひあなたも頭骨と遭遇してください。会期は30日まで。
博物館で研究する者は、しばしば骨格標本と向き合っている。科学的客観的テーマをもって研究するとともに、かつて動物の命を携えていた骨を見ながら、骨の形に心動かされて時間を過ごす。まさにそれは、骨との遭遇である。骨から得るものはしばしば知識であり理論であるが、今日は見えてくるかもしれないのは、骨とそれを観察する人間との間柄である。
展示制作:本堂親紹・武田精一郎
展示総監督:遠藤秀紀
遭遇 東京大学総合研究博物館 スクール・モバイルミュージアム
スクール・ モバイルミュージアム (大学連携事業室) - 文京区教育センター
東京大学総合研究博物館の遠藤秀紀です。展示「遭遇」は9月30日で閉幕します。この時期に浸るのは、終わりが見えてきたときのちょっと草臥れた寂しさ。あと二週間、文京区教育センターで最後の疾走。ぜひ骨たちに会いに来てください。
— 遠藤秀紀 (@endohideki) 2023年9月15日
旧岩崎邸庭園の煉瓦塀