日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設の民間専用線に架設された四箇所の鉄橋のうちの一つ、旧福川橋梁を見学した。旧福川橋梁には、当時の鉄道院技師、 イギリス人チャールズ・アセトン・W・ポーナルが基本定規を設計したI字形鋼板を橋桁とする「ポーナル型プレート・ガーダー橋」が採用された。河川改修に伴って移設保存されている。明治28年(1895)の建設当初の姿のほとんどそのままで、現存する日本最古のポーナル型プレート・ガーダー橋。
日本煉瓦製造株式会社専用線の福川に架設された鉄橋で、福川に架けられていたプレート・ガーダー橋と、その北側の水田の中に造られていた5連のボックス・ガーダー橋からなっていました。プレ ート・ガーダー橋は、全長10.1mで、明治28年(1895)の建設当初の姿をほとんどそのままに伝えており、現存する日本最古のポーナル型プレート・ガーダー橋です。
ボックス・ガーダー橋は、全長22.9mで、洪水のときに福川から溢れた水の逃げ場をあけておくた めに設けられたものです。当初は木桁でしたが、順次鉄桁に変えていったようです。
ポーナル型プレート・ガーダー橋は、イギリス人の鉄道技師、チャールズ・ポーナルの設計による 鉄橋です。日本の近代産業革命期の明治28年から34年(1895〜1901)に全国各地で建造されました。 福川鉄橋は、日本の近代化を象徴する産業遺構として、極めて高い歴史的価値をもっています。
あかね橋
旧日本煉瓦製造株式会社上敷免工場 専用鉄道線跡
福川には、長さ約10.1mの鉄橋と、洪水に備えた長さ約22.9mの避溢橋(ひいつきょう)が架けられました。鉄橋は、イギリス人技師ポーナルが設計した鋼板桁(プレート・ガーダー)橋です。河川改修に伴って移設されましたが、ほぼ明治28年に創設された当時のまま残っており、日本に現存する最古のポーナル型プレート・ガーダー 橋です。また避溢橋は、5連の箱桁(ボックス・ガー ダー)橋で、当初は木桁だったものが順次鉄になっていったようです。また、これより北の17号バイパス付近 には、十二祖用水橋という長さ約3.3mの小さな鉄橋がありました。
あかね通り