週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

将門首塚 (再訪) 千代田区大手町

天理ギャラリーまで来たので大手町の将門首塚にお参り。2021年の第六次整備事業で開放的な空間になった。

f:id:kofunmeguri:20230317181003j:image
f:id:kofunmeguri:20230317181022j:image
f:id:kofunmeguri:20230317181006j:image
f:id:kofunmeguri:20230317181009j:image
f:id:kofunmeguri:20230317181012j:image
f:id:kofunmeguri:20230317181019j:image
f:id:kofunmeguri:20230317181025j:image

東京都指定旧跡 将門塚

神田明神のご祭神である東国の英雄・平将門公の御首(みしるし)をお祀りしております。平将門公は、承平天慶年(931〜946)に活躍され、武士の先駆けとして関東地方の政治改革に尽力され、弱きを助け強きを挫くその性格から民衆より篤い信望を受けていました。

今を去ること1075年ほど昔、桓武天皇五代の皇胤鎮守府将軍平良将の子将門公は、下総国に兵を起こし、たちまちにして坂東八ヶ国を平定、自ら平新皇と称して政治の革新を図りましたが、平真盛と藤原秀郷の奇襲をうけ、馬上陣頭に戦って憤死しました。享年38歳、世にこれを天慶の乱といいます。

その後、将門公の首級は京都に送られ獄門に架けられましたが、三日後白い光を放ち、東方に飛び去り、武蔵国豊島郡芝崎に落ちました。大地は鳴動し太陽も光を失って暗夜のようになったとされ、村人は恐怖し、塚を築いて埋葬しました。これが、この将門塚と語り伝えられています。その後も度々、将門公の怨霊が祟をなすため徳治二年、時宗二祖真教上人は、将門公に蓮阿弥陀佛という法号を追贈し、塚前に板石塔婆を建て、日輪寺にて供養し、さらに傍の神田明神にその霊を合わせ祀ったところ、ようやく将門公の霊魂も鎮まり、この地の守護神になったといわれています。

天慶の乱は平安朝の中期に当たり、京都では藤原氏が政権をほしいままにし、我が世の春を謳歌していました。遠い坂東では国々の司が私欲に走り善政を忘れ、下僚は収奪に民の膏血(こうけつ)をしぼり、加えて洪水や旱魃が相次ぎ、人民は食なく衣なく、その窮状は言語にするものでした。その為、これらの力弱い多くの人々が、将門公によせた期待と同情とは極めて大きなものがあり、今もって関東地方には数多くの伝説と将門公を祀る神社があります。このことは将門公が歴史上朝敵と呼ばれながらも、実は郷土と勇士であったことの証です。また天慶の乱は、武士が台頭する烽火(のろし)であったと共に、弱きを助け強きを挫く江戸っ子の気風へと繋がり、今日の社会にも大きな影響を与えています。

江戸時代の寛文年間、この地は酒井雅楽頭の上屋敷の中庭であり、歌舞伎「先代萩」で知られる伊達騒動で伊達芸者と原田甲斐の殺害された場所でした。 明治時代、大蔵省再建事業の際に崩されるなどしましたが、その後、昭和になり史蹟将門塚保存会が結成され、昭和36年(1961)の第一次整備工事を皮切りに、幾多の変遷を経て令和三年(2021)に第六次整備工事として、現況のように整備されました。

将門塚は神田明神・創建の地でもあります。 毎年9月彼岸の日には「将門塚礼祭」が執り行われ、5月の神田祭の時には必ず鳳輦神輿(ほうれんみこし)が渡御して神事が行われる重要な場所です。 将門塚保存会神輿も同保存会の方々により担がれており、現在も同保存会により大切に維持され、神事が行われています。

史蹟将門塚保存会 江戸総鎮守・神田明神

f:id:kofunmeguri:20230317181016j:image

東京都指定旧跡 将門塚

平将門は、平安時代中期、坂東八ヵ川(現・関東地方)で大規模な反乱(天慶の乱)を起こし940年に没しました。享年は、一説に38歳と伝わります。徳治2年(1307)、遊行寺ニ世真上人が江戸にした行脚した折、将門塚が荒れ果てていたため、塚を修復し、板石塔婆を建てて傍らの日輪寺において供養したとされます。その霊は神田明神において祀られ、神田明神が移転した後もこの地に残りましたが、大正12年(1923)の関東大震災後、大蔵省再建に際して崩されました。

幾多の変遷の後、令和3年(2021)に第六次整備工事として将門塚保存会などにより現況のように整備されたものです。

東京都教育委員会

f:id:kofunmeguri:20230321033631j:image
f:id:kofunmeguri:20230321033634j:image
f:id:kofunmeguri:20230321033623j:image
f:id:kofunmeguri:20230321033628j:image

平将門公|将門塚保存会 |東京都千代田区大手町1-2-1

将門塚をお参りしていたら、消防車が集まってきた。

f:id:kofunmeguri:20230320092125j:image

にほんブログ村 歴史ブログ 考古学・原始・古墳時代へ
にほんブログ村