桜の開花宣言に誘われて旧醸造試験場第一工場(赤煉瓦酒造工場)を訪れたら、敷地内が開放されていた(26日まで)。
国指定重要文化財 (建造物) 旧釀造試験所第一工場
醸造試験所は、醸造方法の研究や清酒の品質の改良を図ること、 講習により醸造技術や研究成果を広く普及させること等を目的に設立された国の研究機関です。創立は、明治三十七年(一九〇四) 五月で、酒税とも密接なかかわりを持つことから、大蔵省が所管することになりました。
醸造試験所が設置された場所は、幕末に滝野川大砲製造所が置かれた敷地の一部で、水利がよく、王子停車場(現王子駅)も近いことから「洵に得難き好適地」として選定されました。
第一工場は、試験所の中核施設として、蒸米・製麹・仕込・発酵・ 貯蔵等の作業が行われていました。設計及び監督は、大蔵省技師の妻木頼黄が担当しています。一部三階建、地下階に貯蔵室を持つ煉瓦造で、外観を化粧煉瓦小口積とし、外壁上部は煉瓦を櫛型に並べたロンバルド帯風の意匠になっています。躯体の煉瓦壁の一部に中空部分を設けて外部の温度変化の影響を受けにくくし、またリンデ式アンモニア冷凍機を用いた空調設備を備える等、 一年を通して醸造の研究が行えるように、 ドイツのビール醸造施設を応用した設計がなさています。製麴室の白色施釉煉瓦積の壁や、鉄骨梁に半円形状に煉瓦を積んだ耐火床など、屋内にも特徴的な煉瓦造の部分をみることができます。
昭和二十年(一九四五)四月に空襲で被災し、屋根部分は葺き直されていますが、その他は当時の様子をよくとどめています。
平成二十九年三月 東京都北区教育委員会
アメリカのニュースで「京都の桜が過去1200年で最も早く満開になった」という話題が取り上げられていて、それを見たアメリカ人が「マジかよ…」って驚いていたので話を聞いたら、地球温暖化がどうとかじゃなく「1200年間も桜が咲いた時期を記録し続けてきた日本人ヤバ過ぎる」という驚きだったw
— 山口慶明🇺🇸で何とか生きてる (@girlmeetsNG) 2021年4月7日
注意が必要なのは一貫した測定と言う訳ではなく、多数の異なる記録の統合なので、統計として用いれるデータなのかは検証が必要かも知れません。https://t.co/Ahhty79Bzc
— jaway (@jawayjaway) 2021年4月7日
他の記録もあるようです。https://t.co/OXkdKA7EBh