阿武隈川右岸の、標高315mほどの河岸段丘上に立地する下総塚古墳。基壇を有する前方後円墳。全長71.8m。6世紀後半の築造。安山岩質溶結凝灰岩を用いた横穴式石室。前方部を西に向ける。
東から、後円部。
南から後円部。横穴式石室は後円部の南側に開口部を持つ。
たぶんこの辺りが石室と思われる。
南西から。右が後円部、左が前方部。
後円部の墳頂から前方部。前方部の先の田んぼの下に舟田中道遺跡が眠っている。舟田中道遺跡は白河国造の本拠と考えられている。
前方部の墳頂から後円部。
パノラマ写真で北から、左が後円部、右が前方部。
白河舟田・本沼遺跡群【しらかわふなだ・もとぬまいせきぐん】 | 白河市公式ホームページ
文献[1]によると「微高地上、標高320m、水田からの比高1〜2mに立地」「円筒・朝顔形V式埴輪」「内部主体は後円部に横穴式石室、幅2.16m」とされる。