国の史跡指定1周年を記念して実施された簗瀬二子塚古墳の特別公開と現地解説に参加した。梁瀬二子塚古墳(やなせふたごつかこふん)は、古墳時代後期初頭(6世紀初頭)の前方後円墳。全長約80m。関東における最古段階の横穴式石室をもつ。
ガイダンス施設から
南から右が後円部、左が前方部
後円部の南側に横穴式石室が開口する。特別公開は普段はガラス越しでしか見学できない石室の内部をガラスの扉を開けた状態で見学。石室内には入れない。
温度・湿度を管理するための機器が中央にあり奥が見えない。壁石は近くの碓氷川の川原石。
説明板の写真から。玄室壁面には赤色顔料(ベンガラ)で彩色されている。
横穴式石室は羨道の入り口が狭く、玄室が後円部中央近く、入口より低い位置にある。縦穴式石室の名残り?
後円部の墳頂
後円部の墳頂から前方部
後方部の墳頂から前方部
後方部の墳頂から西の遠望
南西から
北西から
北東から
この後、安中市学習の森・ふるさと学習館で簗瀬二子塚古墳の出土品を見学した。銀箔を挟み込んだガラス三連玉は大陸(朝鮮半島)との繋がりを示す。また、地元の石製模造品も出土。
今日は勾玉の日ということで、群馬県立歴史博物館の「古墳大国群馬へのあゆみ」で見て、綺麗で感動した簗瀬二子塚古墳の勾玉!#勾玉の日 pic.twitter.com/4aXukiVrFR
— rumi_kofun@ぴ〜ぐ〜♡会 (@r_kofun) 2021年9月6日