3月3日に蟹ヶ谷古墳群の現地見学会に参加した。蟹ヶ谷古墳群では2013年から2017年まで調査が行われ、この調査で明らかになったこと、ならなかったことを踏まえ、2018年から4ヶ年事業で調査することになった。今年はその初年度。2号墳の主体部と、4号墳と5号墳が古墳かの確認が主な目的。
1号墳。前方後円墳。左が後円部、右が前方部。
右が2号墳。左から尾根を降ると5号墳と4号墳がある。
2号墳。南東にトレンチが設定された。残念ながら石室は検出されず木棺直葬か。
2号墳から西の尾根を降ると古墳の可能性がある2つの高まりがある。2号墳に比べ墳丘はかなり低い。
5号墳。尾根を切断した「丘尾切断」方式で築造された古墳の可能性があり、トレンチを設定して調査中。まだわからない。
4号墳。墳丘の表土から古墳時代の須恵器の大窯が出土している。
周溝を確認するために設定したトレンチから炉跡とみられる遺構が見つかった。住居跡とみられる。
西福寺方面の眺望。
3号墳。
4号墳から出土した須恵器。
5号墳のトレンチから出土した土器。
昨年4月末に蟹ヶ谷古墳群を訪れた時は雑草で墳丘の形がよくわからなかった。