5月に、国会議事堂前で日本水準原点の一般公開を見学した後で、法務省旧本館を見学した。
この建物は、明治政府が招聘したドイツ人建築家ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンの設計により、実施設計・工事監理には河合浩蔵が参画し、1895年(明治28年)に旧司法省庁舎として完成した。
その後、1923年(大正12年)の関東大震災では、 れんが壁が鉄材で補強されていたため、ほとんど被害を受けなかったが、1945年(昭和20年)の東京大空襲により、れんが壁を残して焼失した。そのため、屋根を天然スレートから瓦にするなどの改修工事が行われ、1950年 (昭和25年)法務省本館として再び利用されるようになった。
中央合同庁舎第6号館の整備に伴い、村松貞次郎、堀内正昭両氏の監修のもと建設大臣官房官庁営繕部により、1994年(平成6年)外観が創建時の姿に復原され、法務総合研究所及び法務図書館として活用されることと なった。
本格的なドイツ・ネオバロック様式の外観に特徴があり、都市の景観上 貴重で歴史的価値が高いため、1994年(平成6年)12月27日に重要文化財の指定を受けた。
平成7年5月
関ヶ原の戦いの後、上杉景勝は徳川家康によって出羽米沢三十万石に移封されました。慶長8年(1603)、桜田門外の当地(現法務省の一部)に建てられた上杉家の 江戸屋敷は「桜田屋敷」と呼ばれ、幕末まで江戸藩邸として中心的な役割を果たしました。
左の絵図は江戸時代初期に制作された「江戸図屏風」に描かれた藩邸周辺の様子です。
2003年5月16日 米沢市
「霞が関の女王」を現代の技術で再現 | 伝統建築・歴史的建造物 | 大成建設 Technology & Solution テクノロジー&ソリューション(テクソル)
警視庁の裏口で待機中の撮影クルー