大類1号墳(苦林古墳)から西120mにある大類2号墳は、全長25mの前方後円墳。1990年に埼玉県内所在古墳詳細分布調査に伴い発掘調査が行われた。東西に長い墳丘に対して、墳丘東端で南方向に第1トレンチ、南側くびれ部に第2トレンチ、北側に第3トレンチを設定、第1トレンチで土師器杯を出土、第3トレンチを中心に埴輪が大量に出土。周溝が確認された。
文献
[1] 埼玉県立さきたま資料館・学芸課 1992「古墳詳細分布調査 試掘・測量調査の報告」埼玉県立さきたま資料館「調査研究報告」第5号
[2] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」
[3] 近藤義郎 1994『前方後円墳集成 東北・関東編』山川出版社
[4] 宮川進 1997「さいたま古墳めぐり」
[5] 塩野博 2004「埼玉の古墳 比企・秩父」さきたま出版会