週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

富塚跡 新宿区西早稲田

早稲田大学會津八一記念博物館の企画展「下総龍角寺」を鑑賞した後で、早稲田大学9号館西側の富塚跡を訪ねた。富塚(とみづか)は新宿区戸塚の地名の由来になった塚。新宿区教育委員会の説明板によれば、かつてこのあたりにあった水稲荷神社の境内に「富塚という古墳(円墳)があった」とされている。東京都遺跡地図には、新宿区の遺跡番号49番「下戸塚遺跡」の「主な遺構/概要」に「[古墳時代]方形周溝墓 円墳」と記載されている。ご〜ご〜ひでりんさんの「古墳なう」によれば、言い伝えでは富塚は前方後円墳だったといわれていて、江戸時代にこの古墳の前方部を利用して「高田富士」と呼ばれる富士塚が築かれたとして、当時の富士塚の写真が掲載されている。文献[1]では「4. 消滅した古墳 - 明治・昭和初期の地形図に認められる古墳 -」の第23図に「戸塚富士」が記されている。

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登録 史跡 富塚跡-新宿歴史博物館

古墳なう 「富塚古墳」その1

古墳なう 「富塚古墳」その2

大隈記念講堂

大隈重信

杉原千畝レリーフ

勇払油ガス田掘削用ビット(提供:石油資源開発株式会社)

都電荒川線 早稲田

文献

[1] 東京都教育委員会 1985『都心部の遺跡 -貝塚・古墳・江戸- 東京都心部遺跡分布調査報告』

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