影向寺の次に、橘樹郡衙跡の北東の送電線の鉄塔の側の千年(ちとせ)伊勢山台古墳を探索。千年伊勢山台古墳は、通称伊勢山台と呼ばれる標高約40mの丘陵東北端に築造された円墳。文献[1][2]によると「径約12.5m」で「崖崩れによって約3/5が破壊」、文献[3]によると規模は推定20mで存否は「×」とされている。近寄れず、現状で墳丘が残存しているのかは、確認できず。
文献
[1] 伊東秀吉 1967「川崎市の古墳(一)」『川崎市文化財調査集録』3 川崎市教育委員会
[2] 佐藤善一・伊東秀吉 1989「川崎市内の高塚古墳について-現状確認調査を踏まえて-」『川崎市文化財調査集録』24 川崎市教育委員会
[3] 川崎市市民ミュージアム 1996「加瀬台古墳群の研究I - 加瀬台8号墳の発掘調査報告書」川崎市市民ミュージアム考古学叢書2
千年伊勢山台古墳群【神奈川県川崎市】
— ぺん@古墳巡り (@pen_kofun) 2019年3月2日
橘樹官衙遺跡群は国指定史跡にも登録された郡衙や古代寺院跡です。この遺跡からは古墳の周溝も見つかっており、倉庫群発掘時の写真にもちゃっかり写り込んでいます。そのほか既に消滅したと思い込んでいた1号墳(画像4枚目)が現存していて驚きました。 pic.twitter.com/5WS2U1gCJ9