週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

日本水準原点 一般公開(5/24) 千代田区永田町

測量の日(6月3日)記念行事として一般公開された日本水準原点を見学した。日本水準原点は国会前庭(北地区)にある。日本水準原点明治24年5月に設置された。水準原点の設置にあたっては、明治6〜9年の霊岸島(中央区新川)の水位観測から東京湾の潮位決定(明治9年)、明治6〜12年の霊岸島の水位観測から中等海水面を決定(明治17年)により、霊岸島量水標付属水準点(交無点)の設置、交無点から22.033m高い位置に水準原点(原点数値24.500m)として水晶体の零目盛りを設置した。水準原点の目盛尺は山梨県産の水晶で、長さ25cm、幅5.5cmと水晶としては超巨大。目盛りの文字が上下逆さま。水準原点を収める建物(標庫)は、ドーリス式ローマ神殿形式の古典的建築。水準原点は、関東大震災で8.6cm、東日本大震災で2.4cm沈下したことを確認して改訂した。海水面の基準は、現在では、三浦半島の油壺で観測された「東京湾平均海水面」を基準としている。

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日本水準原点
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日本水準原点

日本水準原点は、わが国の土地の標高を測定する基準となる点である。明治24年(1891年)5月にこの場所に設置した。

日本水準原点の位置は、この建物の中にある台石に取り付けた水晶板の目盛りの零線の中心である。その標高は、明治6年から12年までの東京湾の潮位観測による平均海面から測定したもので、当時24.500メートルと定めた。

その後、大正12年(1923年)の関東地震による地殻変動に伴いその標高を24.4140メートルに改正したが、平成23年(2011年)3月11日の東北地方太平洋沖地震による地殻変動に伴い24ミリメートル沈下したため、新たに24.3900メートルに改正した。

平成23年10月21日

国土地理院

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重要文化財【建造物】「日本水準原点

所在地 東京都千代田区永田町1丁目1番2号 指定 令和元年12月2日

日本水準原点は、明治24年に創設された我が国の高さの基準になるもので、130年近くにわたり、 我が国の測量の歴史を支えている重要な施設です。

日本水準原点の歴史的及び技術的な価値が認められ、測量分野の建造物としては初となる国の重要文化財に指定されました。

日本水準原点

日本水準原点の零目盛りは、温度変化の影響を受 けにくい水晶板に刻まれており、丈夫な花崗岩台石はめ込まれ、固い岩盤まで達する約10mの基礎に支えられています。

日本水準原点標庫

日本水準原点標庫は、ドーリス式ローマ神殿形式の古典的建築で、日本人建築家により設計された初期の洋風建築として、歴史的、建築学的にも貴重なものです。

令和元年12月 国土地理院

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一等水準点「交無号」について | 国土地理院

高さの基準 | 国土地理院

測量の日のページ | 国土地理院

一等水準点「甲 永田町」
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一等水準点「丁 永田町」
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電子基準点「東京千代田」
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電子基準点「東京千代田」

この電子基準点は、我が国の準天頂衛星システムや米国のGPSなどの衛星測位システムの信号を常時受信し、地球上の正確な三次元位置を計測・モニタリングする施設である。国土地理院は、全国に電子基準点網を構築して、土地の測量や地図の調製に必要な位置の基準を提供するとともに、国土の地殻変動をモニタリングしている。また、受信した信号は高精度なリアルタイム位置情報サービスにも利用されている。

電子基準点「東京千代田」は、日本の標高の基準となる日本水準原点(明治24年(1891年)設置)の近傍にあり、その標高を常時モニタリング する役割も担っている。

平成30年3月 国土地理院

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三権分立の時計塔
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国会正門前交差点
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山梨県産の水晶体25cmはすごいな

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