旧聞ですが、2017年に東京都美術館で開催されたブリューゲル「バベルの塔」展。ピーテル・ブリューゲルの『旧約聖書』の『創世記』に登場するバベルの塔を主題にする作品は3点が知られている。うち2点が現存する。本展では、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館所蔵の「バベルの塔」を展示。1568年頃の作成。59.9cm✖️74.6cmの木版に油彩。24年ぶりの来日。本展では東京藝術大学が縦横を実物の3倍に拡大した高精細複製画を作製して、実物と同じ展示室に展示。また、東京藝術大学のArts & Science LABで3mを超える大きさで立体化して展示。副題は「16世記ネーデルラントの至宝 -ボスを超えて-」で「奇想の画家」ボスの油彩2点が初来日。ボスの作品は世界中に約25点しかない。