北区赤羽台団地を再開発したUR都市機構の公団住宅「ヌーヴェル赤羽台」
2006年にA街区(1・2号棟)、2010年にB街区(3・4・5号棟)とC街区(6・7号棟)、2015年にD街区(8〜11号棟)が竣工。赤羽台団地は1962年に東京23区内として初めての大規模団地として造成された。1919年に本所区から王子区赤羽台に陸軍被服本廠が移転してきた。被服廠は陸軍の組織で軍服を製造。ヌーヴェル赤羽台には団地建替えで掘り出された陸軍被服倉庫の煉瓦基礎の煉瓦を再利用したベンチが設置されている。
6号棟のベンチ。
3号棟のベンチ。
5号棟のベンチ。
2007年から2008年にB街区、C街区の建設に伴う道合遺跡の発掘調査で、弥生時代を中心とする縄文時代から古墳時代までの住居跡が発見された。
ヌーヴェル赤羽台における建替事業 | UR都市機構
道合遺跡: 東京都埋蔵文化財センター
赤羽台団地を建てる際の発掘調査で見つかった陸軍被服廠の建物の基礎。 pic.twitter.com/zoyJxS7whB
— Toyofusa (@cult666) 2016年10月1日
赤羽台団地=陸軍被服本廠も八幡神社北方の古墳群とは別の古墳群を破壊して陸軍用地にしたもの。これはミタマ古墳の墳丘と思しき高まり。今は団地の建て替えにともなう工事で無くなってしまった。かつては石室材とも思われる石材も見られた。現在発掘調査してるので成果が気になる所。 pic.twitter.com/9wWtTOIBEL
— Toyofusa (@cult666) 2016年10月10日
工兵第一連隊営所跡地の星美学園で発掘された赤羽台3号墳の石室が北区中央公園に移設されている。現存する赤羽台1号墳の北側(崖側)で見つかった。尚、石室展示場隣の公園のメインの建物は東京第一陸軍造兵廠本部だったもの。公園自体も当時の雰囲気が残っていて良い感じ。 pic.twitter.com/xhFELk3tAe
— Toyofusa (@cult666) 2016年10月10日
近所にある変わった残り方をしている古墳として、赤羽台9号墳が挙げられる。発掘は高まり手前迄。周掘が見つかっており、円墳と推定されている。現状はマリア像の土台。古墳が神社仏閣になる例は数多いがキリスト教関係は希有。工兵第一連隊の営所跡なので、当時から築山として流用されていたらしい。 pic.twitter.com/2bGxH6cWPa
— Toyofusa (@cult666) 2017年5月24日
再開発中の赤羽台団地には古墳公園があって、消滅したされているミタマ古墳ではないかとされていたが、再開発にあたっての発掘調査では古墳の痕跡は出なかったらしい。https://t.co/ANnlCh3blR
— ぶじん(挂甲の武人) (@kufunmeguri9) 2018年7月14日
広報誌『たまのよこやま』119号を発行しました。
— 東京都立埋蔵文化財調査センター (@tokyo_maibun) 2019年12月27日
本日よりセンターにて配布しております。
表紙は北区赤羽台に位置する、道合遺跡の発掘調査の様子です。
以下URLよりPDFをご覧いただけます。
過去バックナンバーも公開しておりますので、ぜひご覧ください。https://t.co/olSuyShCO7 pic.twitter.com/ICedhQrvGO
旧赤羽台団地@北区(3/28)
— 天網恢恢 (@tk2308) 2020年3月29日
旧日本住宅公団による、23区内初の大規模開発による住宅団地(赤羽駅から徒歩5分程度の処)。今回登録の団地は昭和37年に建設されたもので、スターハウスと呼ばれるY字形の形状の団地。令和元年12月に登録有形文化財。UR が新たに建設しているが、遺跡も発掘されている。 pic.twitter.com/VpkSk4BNn6
10月22日(土)に遺跡学講座2022「道合遺跡」を開催しました。
— 北区飛鳥山博物館(公式) (@ASUKAYAMA_muse) 2022年10月26日
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
私が担当する初の講座でしたが、無事に終えることができました。
今後も様々な講座を開催していきたいと考えていますので、よろしくお願いします!〈学芸員K・Y〉 pic.twitter.com/3MJ7T5Cwlx