池上本門寺の力道山の墓。力道山は空手チョップで体の大きな外人レスラーをなぎ倒し、新橋駅前の街頭テレビに2万人を集めた昭和のスーパースター。ブロンズ像の台座には百田光雄(次男)、三澤光晴、小橋健太、天龍源一郎、秋山準、佐山サトル、梶原一騎とプロレスファンには懐かしい名前。三澤がプロレスリング・ノアの社長だった2000年から2009年の間に建てられたと思われる。梶原はタイガーマスクの原作者で、佐山聡は新日本プロレスで「四次元殺法」を繰り広げた初代タイガーマスク。三澤光晴は全日本プロレスで2代目タイガーマスクとなり、天龍源一郎の全日離脱後にマスクを脱いだ。
「力道山之碑」と刻まれた大きな石には「児玉誉士夫書」とある。児玉誉士夫(よしお)は「政財界の黒幕」「フィクサー」と呼ばれ、ロッキード事件ではロッキード社の秘密代理人を務めたとされる。
力道山先生は百田光浩 九州大村の産 幼にして角界を志し関脇に栄進せるも 一九五一年プロレス界に転身 爾来研鑽鍛錬 又 多くの出来を養成 後進の道を拓き斯界の始祖となり隆盛を斎す 一九六二年WWA選手権を獲得名声世界に洽きも 昨年末不慮の災に遭い急逝 時三十九才 一周忌に際し門弟一同碑を献納 謝恩の意を捧げつつ不滅の偉業を讃う 一九六四年十二月十五日 建立
九州大村ってどこだろう。これもプロレスラーのギミック?