利根川右岸の東急不動産が開発した宅地「柏ビレジ」に囲まれた高台の突端に残るきつね山古墳。文献[1]では、「墳形は円墳(前方後円墳)、径20m、円筒埴輪、遺存度◯?」とされる。古墳の隣に公園を造成することになり平成28・29年に発掘調査を実施したところ、2号墳の周溝と石室が見つかった。石室からは人骨、銀象嵌装大刀、鉄鏃、瑪瑙製の勾玉、ガラス小玉が出土。6世紀ごろの築造。大室こふん公園は今年オープンしたようだ。柏市教育委員会の説明板が今年3月と真新しい。
オレンジ色の部分が2号墳の石室の位置を示す。
きつね山古墳(1号墳)
右手前は模擬古墳?
台地の下から
文献
[1] 千葉県教育委員会 1990年「千葉県所在古墳詳細分布調査報告書」