鹿島古墳群の続き。
鹿島76号墳(方墳の可能性あり、一辺15m、横穴式石室)
鹿島77号墳(円墳、横穴式石室)
鹿島73号墳(方墳、一辺9m、横穴式石室、2004年発掘調査)
73号墳は2004年に発掘調査が行われ、一辺9mの方墳と確認された。その時のレポートが「深谷市鹿島古墳群73号墳: 埼群古墳館別館」にある。また、2005年3月に川本教育委員会が設置した説明板は見当たらなかった。
鹿島73号古墳跡
この古墳は一辺9mの方墳で、古墳の縁辺に河原石が直線的に並べられています。 墳丘は削られ、わずかな高まりとなっています。 古墳の中央から河原石積みの胴張形横穴式石室が発見され、 ガラス玉・鉄鏃・小刀・人骨 が出土しました。
古墳時代の終わりの方墳は珍しく、 鹿島古墳群最後の古墳といえます。 発見された石室や裾石は地下に埋め戻し保存しています。
平成17年3月 川本町教育委員会
文献
[1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」
[2] 塩野博 2004「埼玉の古墳 大里」さきたま出版会
[3] 川本町教育委員会 2005 『川本町発掘調査報告11:下大塚遺跡(2次調査)・鹿島76号古墳地下レーダー探査』川本町教育委員会