今年1月に、関東地方最古級の前方後方墳の高部30号墳、32号墳について調べてブログ記事を書いた。木更津に行く機会があったので、千束台公園を訪ねた。千束台公園の真下を貫通するトンネルの先に「見晴らしの街・千束台」の分譲地がある。
千束台地区は古墳時代(西暦300年代)に造られた円墳等が密集した群集墳になっており、 神に捧げる祭りを行った遺跡も存在することから海に近く、遠く都を望む高台で、いにしえの時代より住居として最適の場所で大きな集落が存在していた。当然その周辺では稲作も活発に行われていたので、稲の生産高を表す言葉として千束が使われ、台は稲一束を得た耕地の広さを表す意味もあることから生産量の多い台地・耕地と いう意味で千束台という小字名がついたと伝えられている。
高部30号墳、32号墳の跡地と思われる一画。
この後、木更津市郷土資料館「金のすず」で千束台遺跡祭祀遺構出土の鉄製穗積具、須恵器大甕、土師器手捏ね土器などを見学した。
ご報告ありがとうございます!分譲後いろいろあって、家もまばらでしたが、ようやく、いくらか家も建ってきましたね。古墳は破壊されてしまいましたが、せめて、ここに重要な遺跡があったことを示す説明板など欲しいですよね。 pic.twitter.com/rhefJo2oJx
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2021年12月10日