秋葉原駅前の喫煙所に並ぶ愛煙家の列。
改修工事
ワクチン2回打てば、マスクなしの元の生活に戻れるという幻想
尾身氏「6~7割接種でもマスク外せない」 #日テレNEWS https://t.co/Hf0rsr4PML
— 日テレNEWS (@news24ntv) 2021年7月21日
ワクチンのない素の状態でインフルエンザとCOVID19を比較するのは意味のあることではありませんが、効果的なCOVID19ワクチンをそれなりの割合(たとえば8割とか)の人が接種したとしたら公衆衛生的なインパクトは比較の範囲に入ってくるかもしれません。
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
たとえば日本で季節性インフルエンザは年間1000万人程度が罹ると言われ、超過死亡では年間1万人程度が亡くなっているとされます。(厚労省のページではこれが新型のQ&Aのなかに入っています)。多くは高齢者です。https://t.co/j0POw9orl0 pic.twitter.com/XmXVzNRv0e
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
日本のCOVID19だと去年の7月から今年の6月いっぱいまでの死亡が14000程度だと思います。それなりに厳しい行動制限があっての数字です。もしワクチンなしでCOVID19が1000万人いて死亡率が1%だとしたら10万人の死亡です。ワクチンの死亡に対する有効性が90%であれば、これは1万人となります。
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
もともとの感染性自体がインフルエンザよりSARS2のほうが圧倒的に高いので通常の生活でCOVID19の罹患が年間1000万人(つまり一日あたり2万3000人程度)ですむのかどうかわかりません。AZワクチン接種に掛けてでほぼフルオープンの英国の状況をみると1日あたり4〜5万人ですので、やはりもっと多そうです
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
ここから話が難しくなってきます。もし人口の8割がmRNAを接種できたら、おそらくもともとインフルエンザの数十倍の脅威だったCOVID19も、2~3倍程度に「収まるかもしれません」。
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
一方でワクチンを打ってもまだトランスミッションが起こるという現実と、ワクチンを打ってもまだインフルエンザよりも高い病原性を持ち得るCOVID19が循環することに対し「ワクチンを打ってもまだもとの生活には戻れない」と判断する理屈はありえます。
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
ただ現行のmRNAワクチンをこえる有効性をもつワクチン、ないしmRNA ver.2がいつ出てくるのかはわかりません。ですので「ワクチンを打ってもまだ元の生活には戻れない」という認識と判断は、今わかっている事実関係を基準にするとかなり重いです。つまり「まだ元の生活には戻れない」というのは
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
日本語が本来もつ意味からするとおそらくかなり軽い表現で、実際のところは「ワクチンを打ってもほぼ永遠に元の生活には戻れない」ということを受け入れることと同じだと思います。Post vaccination virtue signalとして永遠のマスクとSocial distanceを受け入れられる人もいるかも知れませんが、
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
「ワクチンを打ってもまだ元の生活には戻れない」と考えることが実際に何を意味するのかあまり良くわかっていない状態も人も若干多いのではないかという印象を個人的には持っています。特別何かを批難したいわけではないです。ただ数字は大雑把でも把握しておく必要があるという話でした。
— Takaya Suzuki MD, PhD (@suzuki_takaya) 2021年7月24日
やっぱりIgGの下がりが早いですね… https://t.co/m0uqQq7qsP
— 研究者「」@1copyからのRT-PCR (@uwemon) 2021年7月24日
イスラエルの政府の https://t.co/TbpdLpeDGD ページにあ る https://t.co/i4TUP5MqoU 2回ワクチン接種うけた人のデータ
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
最重要なのは最後のページのグラフで、これは全部英語なので読める。 7月までのデータで、感染ないし発熱にを防ぐ有効性は、4月接種に比べて1月 接種では75-79% が16%まで低下。重症化では 2-3月には91-94% が 86% まで低下。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
接種から6ヶ月で感染防止効果は事実上なくなると。で、重症化は1/7 くらいにはできるかもしれないと。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
感染に対しては2月でも44%でかなり厳しい。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
この状況(といっても始めから想定されていたはずだが)にどう対応するか、 というのは理論的には多分以下の3つの極端な可能性がある。 1つは、4-5ヶ月毎にワクチン接種して効果が回復することを期待すること。こ れはもちろん安全性と効果の確認が必要。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
もうひとつは、重症化は減るので、ということで自然感染による集団免疫成立に期待すること。第三は、検疫・検査・隔離の強化による封じ込めである。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
ワクチン繰り返し接種はイギリスとかそうしそうな感じで、イギリスはさらにロックダウン完全解除であえて感染拡大させる、2番目の自然免疫戦略をとっているようにも見える。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
最初の、ワクチンつぎたし戦略の問題点は、仮にn回目のワクチンに効果があり副反応もあまり大きくなかったとしても、そもそもワクチンだけでは集団免疫にならないのでこれは本質的に第二の自然免疫戦略との複合になることである。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
要するに人口の有意な部分が新規に感染し、死亡は 0.1-0.2% かもしれないが Long COVID は相当数発生する。さらに、ワクチン接種しなかった人の死亡率はもちろん高いままである(感染率はした人とあんまりかわらない)。私にはこれを選択することは狂気としか思えない。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
第三の、検疫・検査・隔離の強化による封じ込めは、要するにワクチンが多少は効いてRが小さくなるんだから、その間にマイルドなロックダウンから検疫・検査・隔離の強化に移行してRを1以下に維持しよう、という戦略である。成功すればもちろん余計な感染者も重症・死亡者も少なく抑えられる。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド等の現在封じ込めに成功している諸国はこちらを目指すことになろう。デルタ株の蔓延でこの戦略も危機にあることも確かだが、だから封じ込めを放棄する、ということにもならないであろう。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
狂気でなければこちらを目指すべきで、まあ、最近尾身氏がいってるのもそういう話である。
— Jun Makino (@jun_makino) 2021年7月23日
新型コロナについて尾身茂会長は20日、ワクチン接種率が上がっても集団免疫の獲得は困難とする見方を示しました。https://t.co/aSpKUXFuZe
— 毎日新聞 (@mainichi) 2021年7月21日
《ワクチン接種巡る首相の楽観論は「誤り」 専門家が懸念》
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2021年7月21日
《尾身氏は「ワクチンがあるので、高齢者の重症者数が少ないということが強調されているが、日本の場合、入院の患者さんはどんどん増えている」》
首相の根拠ない楽観論は、犯罪的なレベルに達している。 https://t.co/Yj2aE3uUtn
東京の新規陽性者数が連日千人超。昨日尾身会長ら専門家とオンラインで、状況・海外のワクチン効果など分析。本日はコロナ室幹部スタッフと東京北海道の病床などデータ分析。この間何人かの知事と連絡取り感染状況、特に40代50代の重症化の懸念を共有。病床確保、検査拡充など連携し対策を強化します。 pic.twitter.com/cB56BnFbOv
— 西村やすとし NISHIMURA Yasutoshi (@nishy03) 2021年7月24日
完全接種率74%のアイスランドの新規感染数です。ご査収ください。https://t.co/CnZUEIJgtc pic.twitter.com/W5nEBquol1
— Angama (@Angama_Market) 2021年7月25日
https://twitter.com/covid19maskjp/status/1416450105226317833
このイスラエルのデータ、よく見ると1月までに接種した人は10%台の有効性しかないんですね。急速に低下するのを見ると、抗体の持続期間は皆一緒だということが分かります。しかし2-3か月でも70%前後とは低い。
— ペン二郎 (@morilyn1123) 2021年7月23日
重症化予防も徐々に下がっているのでは(「4月」の黄色いバーは信頼区間広く精度低い)? pic.twitter.com/sDIecWJ273
これは以前から知りたかった事で、自然免疫が半年程度で減衰して抗体価が減衰する一方ワクチンでは1年続くという主張が理解できなかったのですが、結局、自然免疫臨床事例通りになりましたね。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) 2021年7月26日
あとは細胞免疫で、これのおかげでしばらくは死なずには済むのでしょう。
CDCが慌ただしくなっています。
どうもこの数値はCDCにもかなり衝撃的だったようで、ファイザーの2nd Boosterについての緊急使用許可の動きを一蹴してひと月経たないのに2nd Boosterへの動きを始めています。
— Hiroshi Makita Ph.D. 誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?扶桑社8/18発売中 (@BB45_Colorado) 2021年7月26日
実験事実に対して真摯であり、教条主義に陥らない実例としてはたいへんに興味深いです。