蛇も蚊も 横浜市立歴史博物館

「蛇(じゃ)も蚊(か)も」は、鶴見区生麦で行なわれている悪霊の放逐や雨乞い、豊作を祈願する民俗行事。約300年前に悪疫が流行したときに、萱(かや)で作った蛇体に悪霊を封じ込め海に流したことに始まると伝わる。もとは本宮の道念神明社で雄蛇を1体、原の稲荷神社で雌蛇を1体つくり、絡み合いをされた後、海に流した。今は、明神社と稲荷神社で別々の行事となって、6月の第一日曜日に行なわれている。横浜市無形民俗文化財に指定されている。

第5回：鶴見の伝統芸能（その３） 横浜市鶴見区

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