女体神社のブログ記事に「ラゾーナ川崎プラザの北側の温泉通りに位置する女体神社」と書いた。この「温泉通り」が気になり調べた。ラゾーナ川崎プラザの北西角から温泉通りを西に約450m行ったところの川崎スパマンションに「川崎温泉由来」が刻まれた石柱があった。歩道の電灯には「温泉通り商店街」のプレートも。この地で昭和22年春に開業した大黒湯が昭和32年に温泉を発掘、川崎温泉と改称して盛業。時代の変遷により平成5年に廃業。近くの諏訪公園に、昭和36年に女体神社に合祀された諏訪神社の由来の説明板があった。諏訪神社も水の神。いかに多摩川の治水が重要かわかる。地域の信仰や伝承を把握していれば川崎市市民ミュージアムの悲劇は防げたのではないだろうか。