黒田記念館は、黒田清輝(1924年没)の遺言で遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるため、岡田信一郎の設計で1928年(昭和3年)に竣工した。黒田清輝は「近代洋画の父」とされる。1930年に黒田記念館に美術に関する学術的調査研究と研究資料の収集を目的として、現在の東京文化財研究所の前身である美術研究所が設置された。東京文化財研究所は2000年(平成12年)に東京国立博物館の平成館裏の新庁舎に移転。黒田記念館は2階部分を中心に改修を実施して創建当初の姿に復元した。外壁は昭和初期に流行したスクラッチタイル。東京文化財研究所は高松塚古墳壁画とキトラ古墳壁画の保存と修復にも関わっている。
東京国立博物館 - 展示 黒田記念館 黒田記念館リニューアルオープン
東文研 トピックス2 高松塚古墳壁画・キトラ古墳壁画の保存と修復
不要不急の外出自粛要請を受け、現在、古墳巡りを自粛中。